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バレーボール

女子バレー東京五輪日本代表の東レ・黒後愛が休養を終え復帰! 守備限定の出場も声援には明るい笑顔も

THE DIGEST編集部

2022.09.05

軽くジャンプしてスパイク練習をする黒後愛。体の仕上がりは3割もいっていないという。 写真:北野正樹

軽くジャンプしてスパイク練習をする黒後愛。体の仕上がりは3割もいっていないという。 写真:北野正樹

 越谷章監督によると、チーム練習には他の選手と同じように参加し、コンディションによって参加するメニューが変わる程度だという。
「6月にチームに合流したばかりで、やっとジャンプをし始めたばかり。ブランクがあるので、体の仕上がり具合は、3割もいっていない状態」と越谷監督。
 
「コートに戻って来てくれたことが一番。ケガが怖いので、無理をする必要は全くない。本人とコミュニケーションを取りながら練習を進めている。僕としては、Vリーグの終盤に間に合ってくれればいいと思っている」ともいう。

 黒後には、完全復帰のめどなどは伝えていない。もう一度、コートに立ちたいという黒後の気持ちを尊重しつつ、無理な負荷をかけることなく、じっくりと身体を作ってほしいという指揮官の思いがそこにはあった。

 準決勝でチームは敗れたが、2セット目の終盤に黒後は羽織っていたジャージの上着を脱いで出場をアピールする場面もあった。再びコートに入ることはなかったが、自分のできる範囲でチームに貢献したいという思いが伝わる場面だった。

「自分のしたいことをする」が、黒後のストレス解消法。五輪という重圧の掛かる大きな仕事を成し遂げた後、自分の時間を持つことで心身ともにリフレッシュをすることが出来たのだろう。重圧から解き放され、コート上で見せた屈託のない笑顔。

 座右の銘でもある「笑う門に福来る」を実践しているようだった。

●北野正樹(フリーライター)

【著者プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
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