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モータースポーツ

オランダGPでリタイアの角田裕毅、マシンへの違和感を明かす…一方でチームの“奇妙”な指示が思わぬ「陰謀論」の種に!?

THE DIGEST編集部

2022.09.06

 チームはSNSで「我々にとって良い日ではなかった。モンツァに気持ちを切り替えよう」と投稿したが、角田はシートベルトを緩めたままで走行したことが規定違反に該当するということで、戒告処分を受けるとともに、これが5回目に達したことで、次戦のイタリアGPでは10グリッド降格という厳しいペナルティーを受けることとなってしまった。
 
 また、角田のリタイアがバーチャルセーフティーカー(VSC)を発動させたことが、結果的に姉妹チームであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンに有利に働いたことで、いわゆる「陰謀論」が囁かれることとなってしまった。前述の『THE RACE』などは、アルファタウリが再ピットインの際、角田の訴えにもかかわらず、タイヤ交換だけでコースに送り出し、その直後に問題を見つけ出してコース脇に停車させたという行動は明らかに奇妙だったと指摘。ただ、“陰謀”の存在には懐疑的だ。

 米国の大手誌『Forbes』もこれに注目し、「(同メディアが)安易に陰謀論に傾倒することはないが、アルファタウリ(角田)のリタイアのタイミングは、レッドブルにとって理想的だった」と記述。対して、放送局『FOX SPORTS』豪州版は「陰謀を信じるのは便利かもしれないが、フェルスタッペンは表彰台のどこでフィニッシュしようが、もはやタイトル連覇は確実であるため、レッドブル陣営にとってこのような巨大なリスクは全く不必要だ」と指摘しており、これが最も納得のいく理屈だろう。

 痛くもない腹を探られることとなっている角田やアルファタウリにとっては、何重もの苦痛を味わうことになったオランダGPだが、ホームレースとなる次のモンツァでのハイスピードレースで好パフォーマンスを発揮し、シーズン再開後のトリプルヘッダーを良い形で締めることはできるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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