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モータースポーツ

角田裕毅、初体験のシンガポールGPへ「ポイント獲得も狙える」 独メディアは次戦日本GPでの表彰台を期待

THE DIGEST編集部

2022.09.29

 このように、万全の準備を終えて初体験のレースに臨もうとしている角田について、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「アルファタウリ残留が発表されてから最初のレースで、角田はポイント獲得に向けて備えている。彼は信頼を示してくれたチームに対し、良いパフォーマンスでお返ししたいと考えている。目指すのは、コンストラクターズランキングの6位だ(※現在は8位)」と報じている。
 
 また、フランスのF1専門サイト『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』は、「トップチームでは見過ごされることのないミスを犯したものの、昨季からは改善している」と今季の角田を評価し、「シンガポールでのレースをまだ経験していない日本人ドライバーだが、このシーズンで最もタフなイベントのひとつに臨む前でも、彼は落ち着いている」と綴った。

 なお、F1はシンガポールGPを終えると、翌週はいよいよ日本GP。こちらもコロナの影響で過去2年のレースが中止となったことで、角田にとってはF1ドライバーとして初の鈴鹿となる。このことには海外メディアも注目している。

 ドイツのスポーツ専門誌『Kicker』は、「小さくてもパワフル! ホーム・デビュー戦を迎えた日本の角田」と題した記事において、「角田は小林可夢偉(ザウバー時代の2012年に日本GPで3位入賞)の後を継げるか?」「小林の表彰台から10年後、責任と喜びの有無は角田の狭い肩にのしかかっている」と、早くも最初の母国レースでの大仕事に期待を寄せた。

 また、英国のスポーツ専門サイト『sportskeeda』は、角田の「正直に言うと、僕の知名度は、日本よりもイタリアでの方が高いと思います。F1は日本でも大きなものですが、アイルトン・セナが活躍していた頃ほどではありません。日本人ドライバーも長い間いなかったし、日本のメーカーも長い間参戦していない時期がありましたから」とのコメントを紹介した後で、以下のように指摘している。

「それでも、角田は今、長きにわたってグリッド上で唯一の日本人F1ドライバーであり続けている。彼の存在は、F1の計り知れないグローバルな成長とも相まって、間違いなく、母国のファンたちから愛情を受けるだろう」

構成●THE DIGEST編集部
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