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モータースポーツ

角田裕毅は“未経験の問題”で13番手に。欧州専門メディアは「無線での罵声も聞かれた」と嘆き【F1日本GP】

THE DIGEST編集部

2022.10.09

ブレーキトラブルに苛まれながらも、Q1から最低限の仕事は果たしたと言える角田。しかし、海外メディアの評価は厳しい。(C)Getty Images

ブレーキトラブルに苛まれながらも、Q1から最低限の仕事は果たしたと言える角田。しかし、海外メディアの評価は厳しい。(C)Getty Images

 アルファタウリとしては、チームメイトのピエール・ガスリーがQ1敗退(17番手)を喫し、SNSでは「トリッキーな予選」「複雑な結果」と心情を表わしたが、「明日はポイントを獲ろう!」と決勝への期待も寄せている。また、チームの車両性能責任者であるギョーム・ドゥゾトゥーは、「ブレーキの問題でフロントタイヤがロックする中で、ユウキはQ1でうまくラップをまとめた」「彼はQ2で何とか改善し、車からより多くのものを引き出した」と、日本人ドライバーを評価した。

 可能な限りの仕事は果たしたと言える角田に対して、海外の報道を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「ブレーキのトラブルが日本人ドライバーの予選を台無しにした」とネガティブにレポート。「鈴鹿で最も神経質になっていた男は、非常に苛立ち、久しぶりに無線での“罵声”も聞かれた。ブレーキの問題は解決せず、開催国のアイドルは13番手に止まった」と手厳しく記している。
 
 今GPでは主役のひとりとして、常に注目を浴びている角田だが、8日にはさらにガスリーのアルピーヌ移籍とともに、噂されていたニック・デ・フリースの来季アルファタウリ入りが正式に発表された。

 このオランダ人ドライバーとコンビを組む22歳の日本人については、チーム内の評価は上々だ。アルファタウリのフランツ・トスト代表は「ユウキは良い進歩を遂げている。少しばかり、規律を身につける必要はあるが」と前置きしたうえで、「彼が本当に良いパフォーマンスを発揮すると確信している。実際、彼はここ鈴鹿での初のF1走行で、我々にそれを見せてくれた。彼は素晴らしい、天性のスピードを持っている。ユウキの将来は成功に満ちたもので、来季はニックと一緒に強いチームを作ってくれると確信している」と、称賛と期待のコメントを残している(F1公式サイト『F1.com』より)。

構成●THE DIGEST編集部

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