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「僕はハニュウにインスパイアされた」17歳の逸材マリニンが4回転アクセルに挑戦した理由とは

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2022.10.09

宇野昌磨(右)はマリニン(左)の台頭を歓迎し「1年、2年で圧倒的な存在になる」と賛辞を贈った。写真:田中研治(The Digest写真部)

宇野昌磨(右)はマリニン(左)の台頭を歓迎し「1年、2年で圧倒的な存在になる」と賛辞を贈った。写真:田中研治(The Digest写真部)

 マリニンの両親はウズベキスタン代表の元フィギュアスケート選手で、父と母は二人とも98年長野オリンピックに出場した名スケーターだ。

「両親がコーチであり、現役選手だったことは非常に心強くて、大きな強みだと思います。両親はヒントをたくさん僕にくれます。そのうちの一つが常に自分を信じ、そして自信を持ちなさいと。あと、練習をする時は試合の本番だと思って練習をしなさいと言われます」

 フィギュアスケート一家で育ってきたマリニン。スケートが一番身近だった彼が、これまで最も影響を受けた人物は、やはり「あの人物」だった。

「スケートを始め出してから、僕はユヅル・ハニュウにインスパイアされました。そもそも4回転アクセルを試そうとしたのはハニュウ選手を見てからです」と今年2月の北京オリンピックで前人未踏の4Aに挑戦した羽生結弦に感化された。
 
「ハニュウは4Aを絶対に跳びたいという意欲だったり、やる気を見せている選手でした。彼のやり方を大いに研究して、自分流のやり方を考えてチャレンジしたところ、うまくできました」

 それだけではない。「僕が簡単にジャンプをしているように見えると思いますが、4回転ジャンプは簡単にはできません。ハードワークと強い意志を持って取り組んでいますし、何かできたと思っても、それをさらに上を目指すようにしています」と今日までの練習の成果を強調した。

 両親から受け継いだスケートの才能と、尊敬するスケーターから学んだ飽くなき探求心。それが、マリニンの潜在能力を今シーズン一気に開花させた。ジャパンオープンで戦った宇野は「これから彼はどんどん伸びていくと思う。1年、2年で圧倒的な存在になる。フィギュアスケートをやっていく中で、僕はモチベーションが大事になってくると思っているので、マリニンくんに置いていかれないように頑張りたい」とマリニンへ最大級の賛辞を贈った。

 加速的に成長を続ける17歳。この逸材から、今後も目が離せない。

取材・文●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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