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モータースポーツ

角田裕毅、ベテランの無謀な突っ込みに「ショッキングでイライラする」…自己弁護のリカルドには賛否両論の声も

THE DIGEST編集部

2022.11.01

 この接触について、英国のスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が「リカルドの危険な衝突によって角田がリタイアを余儀なくされた」と報道。また、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「フレッシュなソフトタイヤを履いたオーストラリア人は、ミディアムの角田を抜こうとしたが、アルファタウリ攻略は計画通りに進まず、ポジションを守ろうとしたユウキの車に無理に割り込んでダメージを負わせた」と、リカルドの過失によるものだと指摘した。

 当のリカルドは、この件で一方的に責任があるとして10秒のタイムペナルティーを科せられたものの、ほとんど車にダメージを受けなかった彼は7位まで順位を上げ、十分なマージンを稼いだことでペナルティーは無意味なものとなり、さらにはドライバー・オブ・ザ・デイに選出されることとなった。
 
 不振を極めた今季、最良の形でレースウィークエンドを締めた彼は、この件について「過失があったのは認めるが、100%自分が悪かったとは思わない」「角田はもう少しスペースを空けていたら、2台とも通れた」などといったコメントを発している。

 ペナルティーについては「十分すぎる」「5秒あればOKだと思っていた」と、厳しすぎると主張。なお、これには元F1ドライバーで現コメンテーターのマーティン・ブランドルも、「ダニエルに過失があるのは明らかで、彼は角田に道を譲るべきだった」としながらも、「5秒が妥当だと思う」と語った(『Sky Sports』より)。

 英国のF1専門サイト『planetf1』が「リカルドはリプレーを見た後、角田とのクラッシュについて罪悪感を抱くことはなくなった」と伝えたように、多くの海外メディアがこの接触や両ドライバーの反応について報じているが、同国のスポーツ専門サイト『sportskeeda』はSNSに寄せられたファンの反応に注目している。

「リカルドに相応しいF1のシートはない」「リカルドはプッシュしたが、角田は彼にスペースを与えなかった」「リカルドは来季シートがないことを知っており、結果を恐れずに実行した」「ダニエルのお粗末なレース」「リカルドはこれほどの二流のドライバーだった」……

 昨季は予選でレッドブル勢のタイムアタックを妨害したとして姉妹チームの首脳陣から批判を受けるという“濡れ衣”で不快な思いを味わったメキシコで、またもフラストレーションを溜めることとなった角田。本人が語ったように、この2週間でリセットし、ブラジルGPでは力強いドライビングを披露して良い週末を過ごすことができるか。

構成●THE DIGEST編集部
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