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モータースポーツ

角田裕毅の「成長ぶり」に各国メディアの見解は真っ二つ! 「飛躍が見られるかも」と来季への期待を込めた声も【F1】

THE DIGEST編集部

2022.12.02

『TOTAL MOTORSPORT』は10点満点の採点で、18番目となる「4.5」。「より良い面も見せたが、一方で彼は非常に馬鹿げたミスも多く犯してしまった。カナダでのピットアウト後のクラッシュ、シルバーストーンでのピエール・ガスリーとの同士討ち、予選での幾つかミスは、彼の進歩を妨げ、シーズンに悪影響を及ぼした」と、厳しい指摘があった一方で、来季に向けての期待も寄せられている。

「純粋なペースということでは、この22歳は高いレベルに達しており、F1での3シーズンを迎えるための権利を手にしている。彼が2023年、今季の間違いを正し、新たなチームメイトとなるニック・デ・フリースを上回ることができれば、我々は飛躍する角田の姿を見ることができるかもしれない」
 
 ちなみに、アルファタウリのチーフ・レースエンジニアであるジョナサン・エッドルスは、ドイツのモータースポーツ専門サイト『Auto Motor und Sport』に対し、来季の車「AT04」の製作においては、パーツ関してレッドブルへの依存率を下げることを明かした。内製率を高めるのは、外部からの購入によって車の開発が遅くなることや空力面での問題を防ぐためであるという。

 このことに対し、『planetf1』は「自製のパーツを搭載することが、アルファタウリに利益をもたらすかはまだ分からない」と記述。車の開発には、フィードバックなどドライバーの果たす役割は大きいが、このイタリア・ファエンツァのチームからは経験豊富で今季まで重要な仕事を果たしていたガスリーが去り、代わりがF1ルーキーのデ・フリースということで不安は少なくない。

 ガスリー離脱で、チームとしての力が落ちることが懸念され、同メディアからも「より良い1年をチームは願っているものの、実際はより難しい状況になっているのかもしれない」と指摘されたアルファタウリ。そんな中で、最高峰レースで2年間の経験を積み、ファクトリーでチームスタッフとのコミュニケーションを深めてきた角田が、ガスリーの穴を埋める仕事を果たせるかが注目される。もしこの点で彼がリーダーシップを発揮できない場合、チームは再び厳しい1年を過ごすことになるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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