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モータースポーツ

角田裕毅に「チームリーダー」の適性は!? ガスリーは「時間が教えてくれる」と同僚の成長を認める

THE DIGEST編集部

2022.11.04

アルファタウリでデ・フリースと来季組む予定の角田。そんな日本人ドライバーに同僚からも賛辞が寄せられた。(C)Getty Images

アルファタウリでデ・フリースと来季組む予定の角田。そんな日本人ドライバーに同僚からも賛辞が寄せられた。(C)Getty Images

 角田裕毅はアルファタウリでF1キャリア3年目を迎える。2023年は2年間を共に過ごしたピエール・ガスリーのアルピーヌ移籍に伴い、ニック・デ・フリースと組む予定となっている。

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 このオランダ人ドライバーは、F1ではルーキーとはいえ、角田より5つ年上でレーシングキャリアは22歳の日本人より豊富であり、また2019年にF2、2021年にはフォーミュラEで年間チャンピオンと、実績でも新たなチームメイトが上回っている。

 F1でも、イタリア・グランプリで虫垂炎によって欠場したアレクサンダー・アルボンに代わってウィリアムズから急遽参戦し、予選で13番手(繰り上げで8番手)、決勝は9位入賞と、いきなり結果を出してみせた。

 この遅咲きながらも、全てにおいて優れているデ・フリースについて、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は以前に、イタリア・ファエンツァを拠点とするチームの新たなリーダーはこの“ルーキー”が務めると断言。「ユウキはまだ若く、技術的にも経験が浅い。来季、どうなるか様子を見る必要があるが、彼の経験と性格から判断すれば、ニックはチームのリーダーになれるはずだ」と語っていた。
 
 しかし、これに対してはアルファタウリのフランツ・トスト代表は同意しておらず、角田にもその適性があると主張したものだが、英国のF1専門サイト『PlanetF1』によれば、今でもその考えを変えておらず、「ユウキはF1での経験が豊富であるのに対し、ニックは年上でレース経験が豊富だ」と、それぞれの強みを強調する。

 そのうえで、以前にも語ったように、「しかし最も重要なのは、我々がドライバーに競争力のある車を提供することだと思う。そうすれば、2人とも簡単にマシンをセットアップしてパフォーマンスを発揮できる」と、車が良ければ、どちらかひとりのドライバーに頼る必要もなくなると指摘した。

「2人のどちらが速いか、まだ私には分からない。それを知るには、来季を待つ必要がある。どちらも多くの可能性を秘めており、楽しみにしている。どちらのドライバーも速く、我々は成功したシーズンを送るべきだと思う」とトスト代表は来季に期待を寄せている。

 ちなみにデ・フリースとはコンタクトを頻繁にとっており、すでに彼はシート合わせのためにファクトリーを訪問。シーズン後のアブダビでヤングドライバーテストに参加する予定になっているという。
 
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