そもそも、人とクラッシュすることへは本能的に躊躇しない。勇敢さという前提があるから、技術を会得すれば一気に成長しうる。これが注目されるゆえんだ。
日本代表の攻撃を作るトニー・ブラウンアシスタントコーチから、こんなエールを送られた。
「リーグワンで去年からどれだけ成長したかを見せてほしい」
12月18日、東京・味の素スタジアム。スピアーズの14番をつけて先発した。
昨季12チーム中3位のスピアーズは、序盤から昨季準優勝の東京サントリーサンゴリアスに圧をかけ続ける。南アフリカ代表フッカーのマルコム・マークスら大型フォワードが防御で前に出て、サンゴリアスのテンポを遅らせる。
その流れで根塚も躍る。
前半21分には、敵陣22メートルエリア右端でタックラーに当たり負けずにトライを決める。ハーフタイムが空けて早々には、相手が背後に蹴ったボールを好捕。追加点を挙げるきっかけを作る。
さらに後半13分には敵陣の深くまで駆け込んでタックルを放ち、すぐに起き上がってパスをつながれた先まで駆け戻る。再びタックル。味方とともに走者を掴み上げ、反則を誘う。
初戦を31―18で飾ったスピアーズにあって、根塚は果敢に競り合い、競り勝った。
「リーグワンでよければ、(日本代表に)選んでいただける。(ワールドカップという)遠いところを見るのではなく、近いところにあるチームの優勝を目指して頑張っていきます」
自分を磨き続け、そのさまを表現することが、目標に近づく第一歩だ。
取材・文●向風見也
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日本代表の攻撃を作るトニー・ブラウンアシスタントコーチから、こんなエールを送られた。
「リーグワンで去年からどれだけ成長したかを見せてほしい」
12月18日、東京・味の素スタジアム。スピアーズの14番をつけて先発した。
昨季12チーム中3位のスピアーズは、序盤から昨季準優勝の東京サントリーサンゴリアスに圧をかけ続ける。南アフリカ代表フッカーのマルコム・マークスら大型フォワードが防御で前に出て、サンゴリアスのテンポを遅らせる。
その流れで根塚も躍る。
前半21分には、敵陣22メートルエリア右端でタックラーに当たり負けずにトライを決める。ハーフタイムが空けて早々には、相手が背後に蹴ったボールを好捕。追加点を挙げるきっかけを作る。
さらに後半13分には敵陣の深くまで駆け込んでタックルを放ち、すぐに起き上がってパスをつながれた先まで駆け戻る。再びタックル。味方とともに走者を掴み上げ、反則を誘う。
初戦を31―18で飾ったスピアーズにあって、根塚は果敢に競り合い、競り勝った。
「リーグワンでよければ、(日本代表に)選んでいただける。(ワールドカップという)遠いところを見るのではなく、近いところにあるチームの優勝を目指して頑張っていきます」
自分を磨き続け、そのさまを表現することが、目標に近づく第一歩だ。
取材・文●向風見也
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