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ラグビー

決勝後には「リーグワン」デビューの選手も!? ラグビー大学選手権準決勝で注目の次世代スター候補5選

向風見也

2022.12.31

●谷山隼大(筑波大・3年)/ナンバーエイト/184センチ・93キロ

 躍動感ある動きと明るい雰囲気が、少年漫画の主人公のようだ。

 中学時代に陸上の走り幅跳びをしていた経験からか、空中でのボール争奪戦に強さを示す。自身の背後に浮き上がって落ちそうなボールをジャンプ一番で捕るという、ラグビーではあまり見られない動きも自然と繰り出す。

 躍動感ある走り、器用に繰り出すオフロードパスも魅力的だ。機を見て放つロングキックでも味方を助ける。華やかさが際立つと同時に、密集近辺でも身体を張る。
 
「何事にもがむしゃらに取り組んでいける人になりたいです。謙虚な気持ち、ラグビーを楽しむ気持ちが成長には一番、必要だと思う」

 試合中に味方とコミュニケーションを取る際には、笑顔を浮かべる。とにかく楽しそうだ。

 

●シオネ・ポルテレ(京都産業大・1年)/ウイング/184センチ・115キロ

 ひたむきに戦う京都産業大にあっては、ロックのアサエリ・ラウシーがランと下働き、フランカーの三木皓正がハードタックルで魅する。ここに加わるXファクターが、ルーキーのポルテレである。

 出身のトンガ時代からバックスでプレーも、目黒学院高校では竹内圭介監督の勧めでスクラム最前列の右プロップに挑んだ。

 身体が縦にも横にも大きくスピードが豊かとあり、元日本代表で大学の廣瀬圭司監督にも「ポテンシャルがある。性格的にも真面目で、ラグビーを学ぶ姿勢が素晴らしい。(将来は)彼にたくさんボールを持たせることを考えたい」と期待される。将来的には、インサイドセンターやフォワード第3列としても活躍しそうだ。

文●向風見也
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