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角田裕毅、2024年以降のF1契約延長は? 専門サイトは悲観的な一方、ガスリーは今季のアルファタウリ躍進に太鼓判!

THE DIGEST編集部

2023.01.10

 一方、「チーム離脱」を予想されたのは、ジョウ、角田、サージェント。昨季、中国人初のF1ドライバーとなったジョウは、ルーキーながらも安定したドライビングで、「平均以上のレベルにあることを証明した」と同メディアは評価するが、アウディが2026年のエントリーに向けて戦略パートナーにザウバー(アルファロメオ)を選んだことで、F1のビジネスの部分が優先され、アウディの将来のドライバー候補とされるミック・シューマッハー(メルセデスのリザーブドライバー)が取って代わる可能性を示唆している。
 
 新シーズンの3人のルーキーのひとりであるサージェントは、昨年末に22歳になったばかりのアメリカ人ドライバーだが、同メディアは彼の起用が純粋に能力によるものか、あるいは米国で拡大しているF1市場を見据えてのもの(あるいはスポンサー目当て)かを見定められずにおり、後者の場合は来季の車が極めてトリッキーなものとなる可能性があることから、「より多くの困難や課題に直面するするかもしれない」と予想。そして、結果を出せない場合は、あえなく別のドライバーに白羽の矢が立てられることになるようだ。

 そして、最後に角田。フランツ・トスト代表は「ドライバーがF1に完全に慣れるのに3年はかかる」と常々語っていたが、その勝負の3年目を角田は迎える。レッドブルが2025年までホンダと協力関係を維持することは、日本人ドライバーのシートを保証する根拠としては弱いとし、「ルーキーのチームメイトを倒すという課題は、角田にさらなるプレッシャーをもたらす」と指摘する。

 角田にとっては、審判の時が迫っているということだが、同メディアは「これまでにない好パフォーマンスを増やすことだけが、彼を救うだろう」と残留の条件を挙げている。これは、トスト代表からもことあるごとに語られていることであり、彼の言葉を借りれば、「全てはユウキ次第」ということだろう。

 結果を残すことが求められる角田だが、2年間をともに戦ったピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、ドイツの自動車専門誌『Auto Motor und Sport』に「ユウキのF1での最初のシーズン、彼が昨年のようなパフォーマンスを発揮していれば、我々は間違いなくコンストラクターズランキングで5位フィニッシュを果たしていた」と語り、昨季までのチームメイトが成長を遂げていることを強調している。

 フランス人ドライバーは、「だからこそ、僕はアルファタウリに可能性を見出している。人材やシステムが整っているチームにとって、予算や風洞実験に関するレギュレーションの変更は、中団争いを展開する上で助けとなるはずだ。決して、下位を戦うようなチームではない」と、長く過ごしたチームが、再び一昨季までのような躍進を再開することに太鼓判を押した。

構成●THE DIGEST編集部
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