フェルスタッペンとデ・フリースについての本を彼らの母国であるオランダで出版した２人の著者がポッドキャストで明らかにしたところによると、ショブリンは「ニックが適切なチームに所属し、適切な車を与えられれば、レースに勝つ能力があることに疑いの余地はない」と語り、さらに次のように続けた。
  「彼が世界チャンピオンになれるかどうかは、彼自身次第だ。年齢のせいで、与えられる時間は多くないが、それを経験で補っている。我々は、ニックを手放したことを後悔するかもしれない。彼が（アルファタウリの姉妹チームである）レッドブルに昇格しても驚かない。それが今後12か月で起こるとしても、だ」

　なお、ショブリンは「我々のチームに非常にフィットし、理想的なテストドライバーであり、リザーブドライバーだった」というデ・フリースを放出せざるを得なかったのは、「メルセデスのレギュラードライバーに昇格できない場合、彼が最善の選択肢を選べるということで合意した。我々には、全ての人間を永遠に引き留めることはできない」と明かしている。

　メルセデス側からも、セルジオ・ペレスの有力な後釜候補として捉えられているというデ・フリース。果たして、３月に開幕する新シーズンにおいて、いかなるパフォーマンスを発揮するか。間もなく、そのベールは剥がされる。

構成●THE DIGEST編集部
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