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モータースポーツ

アルファタウリが新車「AT04」をシェイクダウン! 仏紙はガスリー離脱の「巨大な空白」を角田、デ・フリースで埋められるかに注目

THE DIGEST編集部

2023.02.16

今季のアルファタウリのドライバーを務めるデ・フリース(左)と角田(右)。(C) Getty Images

今季のアルファタウリのドライバーを務めるデ・フリース(左)と角田(右)。(C) Getty Images

 F1では各チームが続々、新型マシンのお披露目を行なっており、新シーズンの開幕が間近に迫っていることを窺わせるが、2月11日にアメリカ・ニューヨークで新カラーリングを発表したスクーデリア・アルファタウリは、その3日後にイタリア・ミサノで「AT04」のシェイクダウンを行なった。

【動画】アルファタウリ「AT04」がテスト走行! 角田裕毅のマシンがコースへ
 チームがSNSで公開した動画では、角田裕毅がドライブするマシンがガレージを出てピットレーンを走行する場面、ストレートを通過する場面が収められているが、チームからは角田、ニック・デ・フリースの順で出走したこと以外、詳細は明かされておらず、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』も「デモ用タイヤを着用し、かなり寒いコンディションの中で行なわれたセッションでの新車のパフォーマンスについて、多くの情報は提供されなかった」と報じている。

 スポンサーやプロモーション用の映像・写真撮影のための「フィルミングデー」での走行ということで、走行距離が100kmに制限され、前述の通りにレースとは異なる専用のタイヤを着用したAT04だが、次にコースに出ることが許されるのは、2月23日から25日までバーレーンのサクヒールで行なわれる、全チームが参加しての合同テストであり、ここでようやく新型車の全容を知ることができるだろう。

 このように、新たなる戦いに向けて準備を進めているアルファタウリだが、トロロッソから名称を変更した2020年に獲得ポイントが107点、翌年にはチーム史上最多の142点と上昇を続けていたものの、昨季は新レギュレーションにうまく対応できずに35点の獲得に止まり、順位も9位に落とすなど、苦しいシーズンを過ごすこととなった。

 迎えた今季、過去2年間在籍してきた角田はいるものの、トロロッソ時代の2017年途中からほとんどの時間をこのチームで過ごし、開発、レースにおいてもリーダー的な役割を担ってきたピエール・ガスリーがアルピーヌに移籍したことで、アルファタウリは新たなステージに突入すると言っても過言ではない。
 
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