後がなくなった日本は、戦況打開を狙い石川とともに本来OPの和田由紀子をOHで起用して第3セットをスタート。20歳のOHロブス・オモルイにいきなり3連続得点を決められるが、中盤が始まると猛攻に転じる。長岡のバックアタックと宮部のブロックを皮切りに、エース3本を含む関のサーブで圧巻の9連続ブレーク。イタリアは選手交代を繰り返すも、勢いに乗った日本を止めることはできず、最大11点まで点差が開く。セットポイントを4度にわたり回避された日本だったが、最後は和田のレセプションから山田がブロード攻撃を決めて大差でセットを奪取した。
第4セットは一進一退の展開のまま突入した終盤、石川が連続でラリーを制した後、相手にサーブとアタックでミスが出て日本が一歩前に出る。諦めないイタリアが同点に追いつくと、和田が2枚ブロック外側からクロス方向への一打で、22-21として再びリード。しかし、そこからウワカロールのブロックなどで4連続得点を許して悔しい敗戦を喫し、最終戦を終えた。
宮部がチーム最多の16得点(アタック10、ブロック5、エース1)、先発2試合目の長岡が15得点(アタック13、ブロック2)を記録。チーム全体では、好調だったサーブでエース8本(イタリア3本)をマークしたほか、ブロックも9本と上々の数字だった。一方で、レセプションとトスの精度が少なからず影響した被ブロックは18本に上った。
試合を生中継したイタリアの衛星スポーツチャンネル『Sky Sports』の解説者で、2002年世界選手権の同国初優勝にセカンド・セッターとして貢献したラケーレ・サンジュリアーノ氏は、1セット目から宮部に注目し、「日本の新戦力」「相手にストレスを与える存在」と評価。ダヴィデ・マッツァンティ監督はタイムアウトで、「宮部の前でまっすぐに叩きつけるアタックを打たないように」と選手たちへ警戒を促していた。また、同監督は試合後に、「日本のハイレベルな守備を分かっていたが、予想以上に苦しめられた。サーブが非常に良く、サイドアウトを取れずに厳しい状況を強いられた」と日本戦を振り返った。
一発勝負のトーナメント方式で行なわれる決勝ラウンドは、米国・アーリントンへ会場を移して現地7月12日に準々決勝がスタート。4強入りを狙う7位の日本はホスト国の2位米国と対戦する。
文●佳子S.バディアーリ
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宮部がチーム最多の16得点(アタック10、ブロック5、エース1)、先発2試合目の長岡が15得点(アタック13、ブロック2)を記録。チーム全体では、好調だったサーブでエース8本(イタリア3本)をマークしたほか、ブロックも9本と上々の数字だった。一方で、レセプションとトスの精度が少なからず影響した被ブロックは18本に上った。
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一発勝負のトーナメント方式で行なわれる決勝ラウンドは、米国・アーリントンへ会場を移して現地7月12日に準々決勝がスタート。4強入りを狙う7位の日本はホスト国の2位米国と対戦する。
文●佳子S.バディアーリ
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