専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

「悲惨な週末」オーストリアGPの角田裕毅に専門メディアは辛辣評価… 「深刻な後退だ」と酷評のほか同情の声も

THE DIGEST編集部

2023.07.05

 一方、『MOTORSPORT WEEK』は、17位でフィニッシュしたチームメイトのニック・デ・フリースの「4」を上回る「5」を与えたが、寸評は「角田のレースは、ターン1でウイングにダメージを負い、さらにターン4でグラベルに突っ込むという酷いスタート。フロントウイングを交換するため、セーフティカー出動時にピットインした。アルファタウリが改善の術を模索し続ける中、トラックリミット違反のペナルティーによって、厳しいレースがさらに悪化した」と厳しいものとなった。
 
 最も低い「2.5」(もちろん単独最低)としたのは『TOTAL MOTORSPORT』で、「角田にとっては、レース序盤にフロントウイングを損傷し、その後、トラックリミット違反で複数回のペナルティーを受けるという、悲惨な週末となった」と短く綴っている。

 英国のスポーツ専門サイト『sportskeeda』は比較的高めの「5」をつけたものの、「1周目で大きなタイムロスを強いられた、このオーストリアでの週末は、角田にとって忘れるべきものとなった。シーズン序盤は好印象を与え続けてきた彼だが、今では勢いが衰えてきているようであり、新たな週末(次戦のイギリスGP)が今回よりも良いものとなることを期待しているだろう」と、寸評の内容はむしろ最も厳しいと言えるものだった。

 オランダのF1専門サイト『GPBLOG』も採点は「5」で、「角田の今週末のレースは、明らかに荒っぽかった。日本人ドライバーは最も多くのタイムペナルティーを受け、(完走したドライバーの中では)最後尾でゴールする羽目となった」と記述。続いてスペインのF1専門サイト『F1i.com』は、デ・フリースと並んで最低の「4」を与え、以下のように厳しい週末を振り返っている。

「今週末、アルファタウリには状況を挽回できる要素はほとんどなかった。角田は、予選ではトラフィックもあってQ1突破を逃し、スプリントは13番グリッドからスタートし、順位を上げられず16位フィニッシュ。そして、決勝ではさらに状況は悪化し、突然、彼は頭に血が上り、ターン1でオコンに突っ込んだ。彼は最初から非常に積極的で、それはおそらくやりすぎだった。ユウキにとって、今週末は深刻な後退であり、本人もそれを分かっているはずだ」

 最後に、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回も採点ではなく、ランキングで各ドライバーを評価。角田はこれまで、実際の順位よりも高いランクとされてきたが、今回は逆に最下位の「20位」……。寸評も、それに見合った非常に厳しいものとなった。

「チームメイトをリードし、コース上では自信を持っているように見えたことはポジティブだったが、ネガティブな点がそれをはるかに上回った。スプリントのパフォーマンスはクリーンだったが、グランプリ自体は大惨事だった。ターン1では楽観的すぎる突っ込みでオコンと接触し、ターン4ではブレーキをかけるのが遅すぎた。その後は、大量のトラックリミット違反で15秒のタイムペナルティーが科され、レース後にもさらに5秒加算された。ミスが多かった初期の頃への不可解な回帰」

構成●THE DIGEST編集部
 【動画】角田裕毅はターン1で攻めるも…オーストリアGPハイライト

【関連記事】角田裕毅の急変貌にF1公式サイトも注目! 「この日本人は昨年とは別人」と関係者も驚く成長の要因は?

【PHOTO】各チームニューマシンを発表!2023年シーズンを戦うF1全チームの新車を一挙紹介!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号