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バレーボール

「歴史を刻んだ」日本、46年ぶりの銅メダルに、敗れた伊の元代表エースも歓喜!「大好きなチームが国際舞台に戻ってきた」【男子バレーVNL】

佳子S.バディアーリ

2023.07.24

 ところが、第3セットでは後がなくなったイタリアが本領を発揮。日本はレセプションで大苦戦し、攻守のリズムを失ったまま大差でセットを落とす。迎えた第4セットでは、イタリアが決定力を上げる一方、軽快な守備が影を潜めた日本は、アタックミスの急増に被ブロックが追い打ちをかけ、フルセットへ持ち込まれてしまう。
 
 強豪との対戦でこれまで幾度も味わってきたセットアップからの惜敗。だが、今大会の快進撃は歴史を動かす一戦への序章だったようだ。

 日本は、勝敗の行方を暗示する宮浦の7本目のエースで最終セットをスタート。石川が気迫を込めた一打でリードを奪う。さらに関田の効果的なサーブで攻撃の精度が下がったところを、宮浦と山内が連続ブロックで仕留める。技ありのフェイントを決めて7-4とした石川も、サーブで相手を翻弄し、ラリーに持ち込み自らバックアタック。山内の2本目のブロックと高橋のダイレクト弾も演出して10-4とリードを広げる。

 対するイタリアは、ファーストサーブが急降下。セッターのシモーネ・ジャンネッリのサーブミスでマッチポイントを迎えた日本は、エース石川の渾身のブロックアウトで銅メダルを勝ち取った。世界レベルの大会では、1977年ワールドカップ以来、46年ぶりの快挙を成し遂げた。

 試合最多の21得点(アタックのみ)を記録した石川は、並み居るトップ選手を抑え、得点王とベストアタッカーに輝いたほか、サーブ部門で3位、レシーブで2位にランクイン。驚愕のエース7本を叩き出した宮浦もブロック1本を含む20得点を挙げ、決戦のキーマンとしてメダル獲得に大貢献した。

 イタリア衛星放送『スカイ・スポーツ』の解説者で元同国代表の主砲アンドレア・ゾルジ氏は、自国を破った日本を、「今大会の戦いぶりは疑いなくメダルに値」「歴史を刻んだ」と大絶賛。兼ねてから公言する“大好きなチーム”の躍進を、「日本が国際舞台に戻ってきた」と喜んだ。

 過去最高の成績で大会を終え世界ランクで再び5位へ浮上した日本。今季の山場、9月開幕のパリ五輪予選で負けられない戦いに挑む。

文●佳子S.バディアーリ
【動画】石川祐希が21得点と躍動! 日本、国際舞台で46年ぶりのメダル獲得

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