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モータースポーツ

角田裕毅、ベルギーGPでの「ソリッドな予選」で5戦ぶりQ2進出! 専門メディアは「ハンガリーでの最大の屈辱から即時の反撃」と賛辞

THE DIGEST編集部

2023.07.29

 チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルズは、Q2での戦略について「ウエットからドライへの分岐点に近づいていたため、最初はインターで、終盤にドライで2周連続のプッシュラップを行なうことにした」と明かすとともに、角田の予選を以下のように振り返った。

「ユウキは、ソフトで非常に良いタイムを計測した。それでも我々には、Q3に進めるだけのペースはなかった。最初にラインを越えたグループのなかの1台だったということで、もう少し遅く出走し、路面のさらなる改善を活かせたかもしれない。しかしこれには、黄旗や赤旗に遭遇する(=タイムが計測できずに終わる)リスクがあった」

 一方、各国のメディアの報道を見ると、フランスのモータースポーツ専門サイト『Motorsport.NEXTGEN-AUTO.com』は「日本人ドライバーは、スパでドライビングを楽しみ、快適な時を過ごした」「ユウキはスパで11番手という、ソリッドな予選を完遂した。彼はチームの戦略、AT04の改善にも満足している」と、この結果をポジティブに伝えている。
 
 米国のスポーツ専門チャンネル『ESPN』は、Q3まであと一歩だったという点を強調し、「ドライコンディションとなったQ2終盤、角田はマックス・フェルスタッペン(レッドブル/Q2は10番手)をノックアウトするのに、あと0.3秒及ばず(正確には0.364秒)、11番グリッドに甘んじることを余儀なくされた」と綴った。

 英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』は、「ベルギーGP予選の勝者と敗者」と銘打った記事において、角田を「勝者」に選定し、「トラックリミットにより19番手に沈んだリカルドの失敗だけでなく、角田の成功にも注目するべきだ。ハンガリーで最大の屈辱(復帰初戦のチームメイトに予選、決勝の両方で後塵を拝した)を味わい、大きなプレッシャーがのしかかるなか、今後のキャリアのためにも即時の反撃が求められていたが、それを果たしてみせた」と賛辞を贈っている。

構成●THE DIGEST編集部

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