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ラグビー

ラグビー日本代表、FW第3列が熾烈な争い! イングランドなど屈強なW杯対戦国を相手にカギを握るポジションを担うのは?

向風見也

2023.07.31

強豪国を相手にFW陣の奮闘が鍵を握りそうだ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

強豪国を相手にFW陣の奮闘が鍵を握りそうだ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 ワールドカップフランス大会まであと1カ月強。イングランド代表など本番でぶつかる4カ国には大きく、強い選手が揃う。タフなフォワード第3列の存在は必須となろう。

 トンガ代表を21―16で下して今年初白星を挙げた直後、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは言った。
 
「ワールドカップでフィジカルが求められるなか、ガンター、テビタを起用しました。2人とも怪我で出遅れていましたが、今日、いい兆しが見えた」

 2人がカムバックする前から、日本代表のフォワード第3列は選手層が分厚かった。

 まず、ここまで2試合でゲーム主将を務めた姫野和樹が力強さを維持。8強入りする日本大会まで2大会連続で主将を務めたリーチ マイケルも、22日のサモア代表戦でレッドカードを喫するまで運動量を誇示した。それぞれ29、34歳。中堅およびベテランの域で光る。

 何よりこの7月からの試合期には、23歳と若い福井翔大がよく暴れた。コンタクトの瞬間に相手を弾く加速力、強さが光り、ジョセフに「他の選手にプレッシャーをかけられたのではないでしょうか」と感心させている。

 28歳で2列目のロックを兼任するジャック・コーネルセンも、評価を高めるひとりだ。コンタクトシーンにおける出現回数とその効果が伝わる。

 他には26歳のファウルア・マキシがいて、日本大会で主将だった34歳のピーター・ラブスカフニも故障からの戦列復帰を目指す。昨秋のツアーで主力争いに絡んだ24歳の下川甲嗣も、候補選手扱いで合宿に加わる。

 この位置の選手はコンタクトの質、量、倒れてからの素早い起き上がりを必須項目とし、さらに攻めでのインパクトも求められる。

 大会登録メンバー決定前最後の試合となるフィジー代表戦は、8月5日、東京は秩父宮ラグビー場で行なわれる。きっとこのゲームに出られた選手を軸に6、7名程度がフランス行きの切符を掴み、現地で定位置を争うのだろう。

 ガンターは話していた。

「競争によって選手としても成長でき、チーム力が上がる」

取材・文●向風見也
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