今季のミラノは、2m越えの攻撃陣3選手を獲得した。イタス・トレンティーノの昨季スーペルレーガ優勝に大きく貢献して、イタリアでキャリア通算10冠(コッパ戦を含む)を達成した重鎮アウトサイドヒッターの39歳マテイ・カジースキ(ブルガリア)、オポジットは昨季レギュラーシーズンのアタック得点王に輝いたクロアチア代表の主将ペータル・ディルリッチと、パリ五輪予選ベストスコアラーのフェレ・レゲルスリベロ(ベルギー)が入団。ほかにリベロのダミアーノ・カターニア(イタリア)ら全6選手が新加入した。
ミラノ所属選手として一番乗りでパリ五輪出場を確定させ、仲間たちから「おめでとう!」と祝福を受けたという石川。新メンバーを迎えたチームについて、「雰囲気は悪くないです。(1日目の)試合は全然でしたけど、これから1週間でいい状態に持っていけるんじゃないかなと思っています」とリーグ開幕へ意気込みを語った。
そして、翌2日目のオリンピアコス戦にも先発メンバーとして臨んだ石川は、早くも高い対応能力を発揮。フル出場で試合最多の14得点を挙げたほか、前日から格段に攻守のクォリティを上げてセットカウント3-0(25-19、25-23、26-24)の勝利へチームをけん引した。
会場を沸かせたのは、アタックがエンドラインを割り23-24とマッチポイントを許した後の第3セット終盤。休養明けを感じさせない強烈弾をレフトから3連続で叩き込み勝負を決めた石川のプレーに、観客から大歓声が上がった。合流からわずか3日目で早くも見せ場を作る貫録は、今シーズンの新たな飛躍を予感させた。
今シーズンのチーム内での役割については、「(ロベルト・ピアッツァ)監督からはまだ何も言われていないんです。まぁ、去年とそれほど変わらないかなぁと思っています」と回答。個人としては、来年のパリ五輪を視野に、「ブロックとディフェンスはしっかり、もうちょっと強化したいなと思います。このチーム(ミラノ)では、(役目として)ディフェンス面が中心になると考えていて、そこはしっかりやりたいと思っています。まあ、日本代表では、基本あんまり必要はないんですけど…クラブの方が(守備で)取れる範囲も広く、やりやすいので上手く強化できるかなと思っています」とコメント。今シーズンは、守備でも今まで以上に魅せてくれそうだ。
現地22日にいよいよスーペルレーガが開幕。ミラノは石川の古巣モデナとのアウェー戦でレギュラーシーズン全22戦をスタートさせる。“リーグ優勝”を目指して挑む9シーズン目。有言実行の石川が、新たな金字塔を打ち立てるのを期待せずにはいられない。
取材・文●佳子S.バディアーリ
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