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モータースポーツ

5ポイント奪取の角田裕毅に専門メディアは「米国GPの勝者」と称賛! 最終周の最速ラップに本人は大満足!「本当に楽しく、スリリング」

THE DIGEST編集部

2023.10.24

 さらに角田が続ける。
「最後のフェルナンドの件(リタイア)では少しばかり運が味方しましたが、あの位置で走っていなければ、恩恵を受けてポイントを獲得することはできおらず、パフォーマンスを最大限に発揮した結果です。(ファステストラップの周回では)最初、チームからピットインするように指示があった時、何か車のトラブルかと心臓が飛び出そうになりましたが、最終ラップにソフトタイヤでファステストラップを狙うと説明してくれました。こんな経験は初めてで、本当に楽しく、そしてスリリングでした」

「今後に向けて再び集中し、この勢いを最終レースまで持続できればと思います」と、次戦以降の意気込みも語った彼は、またF1公式サイト『F1.com』に対して、「嬉しいです。簡単なレースではなく、最後のフェルナンドのリタイアは少し幸運でしたが、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できたので満足です。良いレースで、自信を感じています。10位(レース終了時)は小さな結果ですが、ポイントはポイントです。我々は進歩を続ける必要があります。残り4レース、何が起こるか分からないので、全力を尽くします」と語った。

 

 一方、コンストラクターズランキングは最下位のままだが、10ポイントで9位ハースに2点差と肉迫したアルファタウリチームは、SNSで「やったぞ、ユウキ!」「我々はやってのけた」と喜びを表わし、フランツ・トスト代表は「過去のレースでは不運によりポイントを獲得できなかったので、これは重要だ」と高評価。また、「トリプルヘッダー(3連戦)で、チームにさらなる推進力と次戦へのモチベーションを与える意味でも、このポイント獲得はチーム全員にとって非常に重要だ」と、その効果の大きさを強調している。

 またテクニカルディレクターのジョディ・エッギントンは、「ユウキは最初のスティントでタイヤを活かして非常に上手く走った後、ハードタイヤでの第2スティントは少し苦しんだものの、やはりタイヤを上手く管理し、ミディアムタイヤに戻った2回目のピットストップの後は、アストンマーティン勢相手に全速力で走った。アルボンとのタイム差が広がった後、ファステストラップで追加ポイントを獲得しようと、ピットウォールが非常に良い指示をした」と、ドライバーとエンジニアの両方を褒め称えた。
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