同じく「7.5」の高採点とした『MOTORSPORT WEEK』は、「角田は初日の予選でQ３進出と決勝レースでのトップ10スタートをわずかに逃すという結果に不満を抱き、さらに２日目のシュートアウトはQ１で最終アタックに間に合わなかった」とフラストレーションの溜まった土曜日までを振り返り、以下のように続けた。
 
「幸いなことに、決勝でのパフォーマンスはずっと良く、23歳は日曜日のレースのほとんどをポイント圏内で走り続けた。８位フィニッシュで６戦ぶりのポイント獲得を果たし、さらにピットインしてFLを狙うという賢明な判断により、アルファタウリのコンストラクターズランキング上昇への期待が大いに高まった」

　続いて、オランダのF１専門サイト『GPBLOG』は、「ユウキは再びアルファタウリのためにポイントを獲得するという、リカルド復帰の週末に素晴らしいパフォーマンスを発揮した。土曜日は彼にとって調子が悪い１日となったが、ポイントが獲得できるポジションに彼はいた」として、採点は「７」を付与している。

　一方、スペインのF１専門サイト『F1i.com』も同採点とし、「金曜日、ユウキは予選でトップ10への扉をノックしたが、Q３進出にはわずかに手が届かなかった。にもかかわらず、彼は良い気分であり、またリカルドが再びチームメイトとして戻ってきたことを嬉しく思っていた」と綴り、続けてこの週末を回想した。

「シュートアウトでは躓いたが、スプリントでは順位を５つ上げ、これで得た自信を日曜日の決勝にも持ち込んだ。それでも、アロンソのリタイアによって10番手に浮上するまで、彼はポイントを逃すと思われた。レース後、ルイス・ハミルトン（メルセデス）とシャルル・ルクレール（フェラーリ）の失格は、彼の喜びと獲得ポイントを倍増させた」

　最後に、ランキング形式を採っているイギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』では、実際の順位を上回る「７位」にランクイン。「前回の週末の失望を、力強いレースで取り戻した。金曜日と土曜日は苛立つ瞬間が続いたが、スプリントでは19番手から５つ順位を上げ、日曜日の午後にはポイント争いに加わり、10位でレースを終えた。さらに、彼は予選のようなスタイルで、終盤のピットストップを行なってFLを叩き出すという貴重なチャンスも得た」と、相性の良いオースティンの週末を評している。

構成●THEH DIGEST編集部
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