巧みなスミスと激しいデクラークは、日本に馴染みがあることでも知られる。
前述通り、それぞれヴェルブリッツ、イーグルスと契約している。今回の登録メンバー全46名中13名が国内リーグワンに在籍するが、2人もそれにあたる。
興味深いのは、日本でプレーする2人の思いに共通点があることだ。
それぞれ、ラグビーを15対15で行なうチームスポーツとして捉えている。セルフィッシュでないことを強調する。
まず、スミスはこうだ。
「チーム内では年長者になります。私が最初に来た時よりもいい状態にしてチーム(ヴェルブリッツ)を去りたいと思っています。若手スクラムハーフの育成はもちろん、勝つ文化を作るうえで日々の行動、準備、トレーニング、またジム、リカバリーなどにおいて規律を保ちたい。チーム内にいい基準を作りたいです」
デクラークもこの調子である。
「新人として入ってきているので、コーチ、選手たちに自分の存在を認めてもらいたい。リスペクトを得られるような振る舞いをしたい」
スミスの組織にコミットする姿勢は、2021年にオールブラックスのキャプテンを務めたことからも明らかだ。
デクラークもイーグルスでは、他のポジションの選手とスキル練習を重ねる。チームが昨季、躍進して初めての3位になったのを受け、グループを強くする条件をこう述べていた。
「お互いの結束力です。仲間のために何でもやる。その気持ちが大事です」
一見すると真逆なキャラクターに映る2人のスクラムハーフは、チームへの帰属意識が光る点では、そっくりだとも言える。
フォア・ザ・チームの精神をそれぞれクールさ、アグレッシブさに昇華させ、世界一を狙う。
取材・文●向風見也
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前述通り、それぞれヴェルブリッツ、イーグルスと契約している。今回の登録メンバー全46名中13名が国内リーグワンに在籍するが、2人もそれにあたる。
興味深いのは、日本でプレーする2人の思いに共通点があることだ。
それぞれ、ラグビーを15対15で行なうチームスポーツとして捉えている。セルフィッシュでないことを強調する。
まず、スミスはこうだ。
「チーム内では年長者になります。私が最初に来た時よりもいい状態にしてチーム(ヴェルブリッツ)を去りたいと思っています。若手スクラムハーフの育成はもちろん、勝つ文化を作るうえで日々の行動、準備、トレーニング、またジム、リカバリーなどにおいて規律を保ちたい。チーム内にいい基準を作りたいです」
デクラークもこの調子である。
「新人として入ってきているので、コーチ、選手たちに自分の存在を認めてもらいたい。リスペクトを得られるような振る舞いをしたい」
スミスの組織にコミットする姿勢は、2021年にオールブラックスのキャプテンを務めたことからも明らかだ。
デクラークもイーグルスでは、他のポジションの選手とスキル練習を重ねる。チームが昨季、躍進して初めての3位になったのを受け、グループを強くする条件をこう述べていた。
「お互いの結束力です。仲間のために何でもやる。その気持ちが大事です」
一見すると真逆なキャラクターに映る2人のスクラムハーフは、チームへの帰属意識が光る点では、そっくりだとも言える。
フォア・ザ・チームの精神をそれぞれクールさ、アグレッシブさに昇華させ、世界一を狙う。
取材・文●向風見也
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