リカルドの予選４番手というチームにとっての今季最高結果に沸いたアルファタウリは、「ダニエルのスーパーサタデー！」とSNSで喜びを表わすとともに、「Q１とQ２ではユウキがトウで彼を引っ張ってくれた」と角田の貢献を強調。リカルドも、「ユウキは素晴らしかった。僕をアシストしてくれたので、それによって確実に0.1秒から0.2秒ほどの速さを得ることができた」と感謝している。
 
　チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルズも、「予選中にダニエルにトウを提供することで、ユウキがチームプレーヤーであることが示された」「彼にとって、車のパフォーマンスが非常に良い週末に（決勝で）最後尾からスタートすることは辛いことだっただろうが、今日の好結果に重要な役割を果たしてくれたことに、チーム全体から感謝の意を表したい」とのコメントを残した。

　その献身性が高く評価された角田だが、決勝では当然、リカルドの引き立て役になるのではなく、自身も結果を残すことが求められる。フランツ・トスト代表からは今週末、「ユウキは３年目ということで、レース運びが上手くなっており、今では、非常に成熟した姿勢でレースを読むことができている」（『NEXTGEN-AUTO』より）と称賛された日本人ドライバーは、アメリカGPに続いての印象的なパフォーマンスを発揮できるか!?

構成●THE DIGEST編集部
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