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格闘技・プロレス

「最終目標は五輪4連覇」前人未到の領域へ、阿部一二三がこだわる“投げて勝つ”への想い「見ている人がワクワクする柔道をしたい」

真鍋杏奈

2023.11.14

インタビューでは、子どもの頃からの憧れの選手だった野村忠宏氏についても熱く語った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

インタビューでは、子どもの頃からの憧れの選手だった野村忠宏氏についても熱く語った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

――阿部選手は、野村忠宏さんが子供の頃から憧れていると話されていますが、どんなところに憧れていますか?
阿部 まずは五輪3連覇を達成しているところです。そして、あの五輪の舞台で、相手をしっかり投げて勝つ姿が子どもの頃からかっこいいなと思っていました。“五輪の舞台で相手をしっかり投げて勝つ”というのが自分の目標でもあるので、そういう部分に憧れています。
 
――その野村さんを超えていきたい想いはありますか?
阿部 尊敬している人だからこそ超えたいっていうのはありますし、五輪の柔道で4連覇っていうのは、まだ誰も成し遂げたことがないので、それを最終的な目標にしたいです。

――ご自身の柔道へのスタイルではどんなところにこだわられていますか?
阿部 やっぱり“一本”を取る柔道。常に相手を投げにいくというのが僕のスタイルなのかな。

――そのスタイルはいつ、どんなきっかけで作られたんですか?
阿部 子供の頃から相手を投げたいと思っていたし、練習の中でも相手を投げることが好きというか、楽しさでもあったので、そういうところからきていると思います。あとはやっぱり柔道といえば、しっかり投げて勝つと見ている人も楽しいし、盛り上がるし。なので、子どもの頃から投げて勝ちたいという想いが強かったですね。

――観客、ファンの皆さんに“投げて勝つ”姿を見ていただきたいですね!
阿部 はい。豪快に投げる柔道を一番に見てほしいなと思います。柔道のルールは結構複雑で、「あれ、この人なんで勝ったんだろう」ということも多いと思うんです。特に、柔道をあまり見たことのない人は。でも、投げて勝ったら一番わかりやすいじゃないですか。
 だから、僕は相手を投げにいって、見ている人がワクワクする、楽しめるような柔道をしたいと思っています。

――ライバルはどの選手でしょうか?
阿部 たくさん強い選手がいるんですけど、試合になってみないと、どの選手が上がってきて、どの選手と対戦することになるのか分かりません。どんな選手が相手でも対応して、投げる準備はしないといけないですね。
 
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