1位(1):フェルスタッペン
2位(8):アロンソ
3位(6):ノリス
4位(2):ルクレール
5位(4):ハミルトン
6位(7):サインツ
7位(新):ピアストリ
8位(新):アルボン
9位(3):ラッセル
10位(5):ペレス
※昨季の9位はヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、10位はヴェッテル
実際の結果を考えても、この当事者たちによる評価は納得のいくものと言えよう。角田裕毅(アルファタウリ)は、性能の劣った「AT04」に苦しみながらも最大限の力を発揮して序盤と中盤に計3度も入賞を果たし、アップデートの効果が出てきた終盤には14ポイントを獲得するなど、全体的にはポジティブなシーズンを過ごしたと言えるが、残念ながらトップ10入りはならなかった。
しかし『F1.com』では、元F1ドライバーで現在はコメンテーターを務めるジョリオン・パーマーから「今季最も成長したドライバー」に選定されるなど高く評価を受けており、同メディアの専属ライターたちによる今季を振り返る座談会では、著名なイギリス人のレポーター兼プレゼンターであるローレンス・バレット氏から、「角田は今年、アルファタウリにとって非常に頼りになる存在だった」と賛辞を贈られている。
現地メディアでは、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』が全ドライバーを査定している中で、角田の2023年については「アルファタウリでの3シーズン目をスタートする際、角田は自身のF1キャリアを続けるためには、2023年は別の段階に進まなければならないことを理解した。レッドブルは通常、若手ドライバーには3年の猶予しか与えないからだ」との始まりから、以下のように続けた。
「ガスリーのアルピーヌ移籍に伴い、日本人ドライバーはチームのテクニカルリーダーとしての役割も担うことになった。シーズン序盤は車が十分な性能を発揮できなかったが、角田は仕事をこなしていった。チーム内では、アルファタウリのリーダーとして確固たる地位を確立。3人のチームメイトを迎える中で、同等以上の成績を収め、進歩していることを証明した。驚くほどではないが、彼は成熟してきたように思われる」
「シーズン最後の5戦では14ポイントを獲得し、とりわけ最終戦のアブダビGPでは素晴らしいパフォーマンスを披露。それはおそらく、彼のF1キャリアにおいて最高の週末だっただろう。一方で幾つかのミスを犯し、もっと良い成績を残せたという後悔も残ったが、それでも自身がチームをリードできるという能力を確認できたということで、彼は2023年シーズンには満足しているだろう」
「アルファタウリとの契約が延長されたのは当然のことであり、来季はリカルドとの真の対決が待っている。さらに、ペレスがかつてないほどそのポジションを脅かされていることを考えれば、レッドブルでのシートは角田とリカルドの間で争われる可能性がある。日本人ドライバーは、自身がトップチームに相応しい存在であることを証明し、さらなる進歩を遂げることが求められる」
多くの関係者やメディアから賛辞を受けた角田。正念場のシーズンで今後に向けての大きな手応えを掴んだであろう彼が、来季、より多くの人々から高い評価を受け、その価値を高められるか。約3か月後には幕を開ける新たな戦いに向けて、期待は高まる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ラストラップで白熱の攻防戦! 最終戦アブダビGP決勝ハイライト
2位(8):アロンソ
3位(6):ノリス
4位(2):ルクレール
5位(4):ハミルトン
6位(7):サインツ
7位(新):ピアストリ
8位(新):アルボン
9位(3):ラッセル
10位(5):ペレス
※昨季の9位はヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、10位はヴェッテル
実際の結果を考えても、この当事者たちによる評価は納得のいくものと言えよう。角田裕毅(アルファタウリ)は、性能の劣った「AT04」に苦しみながらも最大限の力を発揮して序盤と中盤に計3度も入賞を果たし、アップデートの効果が出てきた終盤には14ポイントを獲得するなど、全体的にはポジティブなシーズンを過ごしたと言えるが、残念ながらトップ10入りはならなかった。
しかし『F1.com』では、元F1ドライバーで現在はコメンテーターを務めるジョリオン・パーマーから「今季最も成長したドライバー」に選定されるなど高く評価を受けており、同メディアの専属ライターたちによる今季を振り返る座談会では、著名なイギリス人のレポーター兼プレゼンターであるローレンス・バレット氏から、「角田は今年、アルファタウリにとって非常に頼りになる存在だった」と賛辞を贈られている。
現地メディアでは、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』が全ドライバーを査定している中で、角田の2023年については「アルファタウリでの3シーズン目をスタートする際、角田は自身のF1キャリアを続けるためには、2023年は別の段階に進まなければならないことを理解した。レッドブルは通常、若手ドライバーには3年の猶予しか与えないからだ」との始まりから、以下のように続けた。
「ガスリーのアルピーヌ移籍に伴い、日本人ドライバーはチームのテクニカルリーダーとしての役割も担うことになった。シーズン序盤は車が十分な性能を発揮できなかったが、角田は仕事をこなしていった。チーム内では、アルファタウリのリーダーとして確固たる地位を確立。3人のチームメイトを迎える中で、同等以上の成績を収め、進歩していることを証明した。驚くほどではないが、彼は成熟してきたように思われる」
「シーズン最後の5戦では14ポイントを獲得し、とりわけ最終戦のアブダビGPでは素晴らしいパフォーマンスを披露。それはおそらく、彼のF1キャリアにおいて最高の週末だっただろう。一方で幾つかのミスを犯し、もっと良い成績を残せたという後悔も残ったが、それでも自身がチームをリードできるという能力を確認できたということで、彼は2023年シーズンには満足しているだろう」
「アルファタウリとの契約が延長されたのは当然のことであり、来季はリカルドとの真の対決が待っている。さらに、ペレスがかつてないほどそのポジションを脅かされていることを考えれば、レッドブルでのシートは角田とリカルドの間で争われる可能性がある。日本人ドライバーは、自身がトップチームに相応しい存在であることを証明し、さらなる進歩を遂げることが求められる」
多くの関係者やメディアから賛辞を受けた角田。正念場のシーズンで今後に向けての大きな手応えを掴んだであろう彼が、来季、より多くの人々から高い評価を受け、その価値を高められるか。約3か月後には幕を開ける新たな戦いに向けて、期待は高まる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ラストラップで白熱の攻防戦! 最終戦アブダビGP決勝ハイライト
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