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バレーボール

石川祐希、通算2500得点を達成! 伊識者も“バレー偏差値の高さ”を称賛「間違いなく世界で3本の指に入る正確さ!」

THE DIGEST編集部

2024.02.12

 ところが、第3セットもレセプションに苦しみ2点差を追う展開が続く。終盤に守備で追い上げを演出した石川が1枚ブロックを炸裂させて22-22。だが、レフト弾でサイドアウトを奪ったガルディーニに2連続エースを決められて逃げ切られた。

 第4セットは序盤の劣勢をロセルのエース2本を含むサーブで巻き返して逆転。そこから、リードを維持したままフルセットへ持ち込んだ。

 第5セットは、コートチェンジ以降も一進一退の攻防が続く。石川のレフト攻撃で3度にわたりマッチポイントを握ったミラノだったが、ポッロ家三兄弟の次男ルーカの2打でパドヴァに勝点2のチャンスを与えると、最後は頼りの石川のアタックがブロックに阻まれ不本意な黒星を喫した。
 
 勝点1に甘んじたミラノは6位へ後退。同日にペルージャをフルセットで下して勝点で並んだヴェローナが勝利数で上回り5位へ浮上した。

 石川はチーム最多の20得点(アタック16、エース3、ブロック1)を記録。敗れたものの、マルチな活躍でイタリアリーグ公式戦(レギュラーシーズン、プレーオフ、コッパイタリア)通算2500得点(2514得点)を達成した。谷口は第1セットに途中出場。中央大学の先輩にあたる石川とネットを挟んで同じフロアに立った。

 国際バレーボール連盟の配信サービス『Volleyball TV』で解説を務めたパドヴァの下部チーム(U15)のアシスタントコーチ、アレッサンドロ・サルマーソ氏は、ブロックを使った直後に、ネット下で拾いつないだボールを自ら叩いて得点に変える石川のパフォーマンスに、「マエストロ!」「イシカワ一人ですべて完結」「間違いなく世界で3本の指に入る正確さ」と絶賛。攻撃時にスペース、相手のポジションやタイミングを見極めて放つ強打やフェイントに、「ハイレベルなプレーを容易にやってのける」「難しいことが簡単に見えてしまうから凄い」と背番号14のバレーボール偏差値の高さに感嘆した。

 ミラノの次戦は日本時間2月15日午前4時開始予定の8節。高橋藍が所属する7位ミント ヴェロ バレー・モンツァとのホーム戦に挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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