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バレーボール

「ブロックが呆気に取られている」石川祐希が東京五輪銅メダリストを翻弄! “絶妙なフェイント”に元伊代表も驚き「技ありの3連発!」

THE DIGEST編集部

2024.01.23

全体2位の19得点を挙げた石川だが、チームは惜しくも敗れた。(C) Lega Pallavolo Serie A

全体2位の19得点を挙げた石川だが、チームは惜しくも敗れた。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間1月21日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2023-24シーズン後半4節が行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノは、クチーナ ルーベ・チヴィタノーヴァとアウェーで対戦し、セットカウント2-3(19-25、25-27、25-22、25-15、12-15)で激闘の末に惜しくも敗れた。

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 レギュラーシーズン14試合(全22試合)を終えて5位のミラノ。正セッターのパオロ・ポッロ(イタリア)が負傷により不在だった開幕から3試合で黒星を喫して、12チーム中11位でスタートした後、ストレート勝ちで初白星を飾ったのが昨年11月中旬のチヴィタノーヴァ戦だった。その翌週、首位トレンティーノに敗れたが、以降は調子を上げて年末には、2位ペルージャを逆転で倒して6位に浮上。上位8チームのみが参戦するコッパイタリアでは、準々決勝で3位ピアチェンツァを退け、準決勝進出を果たした。後半戦3節を終えた時点で1つ順位を上げて5位につける一方、3日前に2ndレグが行なわれた欧州大会CEVカップは、残念ながら準々決勝プレーオフで敗退となった。

 対戦相手の4位チヴィタノーヴァは、高橋藍が所属するモンツァとペルージャに敗れ、リーグ後半は黒星が先行中。だが、欧州大会最上位のCEVチャンピオンズ・リーグでは、4回戦のグループステージをプール首位で突破し、8強入りを決めている。古参の司令塔ルチアーノ・デセッコ(アルゼンチン)、アウトサイドヒッター(OH)イヴァン・ザイツェフと昨夏に心臓の手術を受け復帰したミドルブロッカー(MB)シモーネ・アンザーニのベテランイタリア勢とともに、OHアレクサンダル・ニコロフ(ブルガリア)、MBバルテレミ・シネニエズ(フランス)やオポジット(OP)アディス・ラグンジア(トルコ)ら20代前半の若手が主力を務める。
 
 ミラノは、勝利すれば順位が入れ替わる一戦へ、アウトサイドヒッター(OH)に石川、その対角は直近の欧州大会で低調だったマテイ・カジースキ(ブルガリア)に替えてオスニエル・メルガレホ(キューバ)、MBにアグスティン・ロセル(アルゼンチン)とマルコ・ヴィテッリ(イタリア)、OPがフェレ・レゲルス(ベルギー)、セッターのポッロを先発に起用した。

 第1セット中盤のブレーク3回と終盤の連続失点で先行を許したミラノ。第2セットはロセルのブロックと石川のバックアタックで競り合いを抜け出す。メルガレホのサーブを起点に途中交代したピアノが相手の強打を阻止すると、続けて石川が難しいボールを3枚ブロックの上から叩いてロングラリーを制す。最大5点のリードを味方に相手の反撃をしのいで終盤に2点差をキープするが、被ブロックで同点とされた後、ネット際のプレーで反則を取られてチヴィタノーヴァが逆転。2度にわたりセットポイントを回避するも、ポッロのタッチネットで2セット目を献上した。
 
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