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バレーボール

「感動レベルの完璧打!」石川祐希のバックアタックに元伊代表も感嘆!ミラノは 高橋藍を擁するモンツァに敗れ7位へ後退

THE DIGEST編集部

2024.02.16

 第1セットでミラノは、サーブで攻め込んだ石川が自らバックアタックを決めて序盤にリードを奪う。だが、レセプションの不安定さから度々ブレークを許して劣勢に。中盤、ポッロのエースなどで巻き返して幾度となく同点に迫りながら、モンツァの決定力に押し戻されて一歩抜け出せない。終盤まで僅差で粘るも、マーの強打とブロックに突き放され試合を先行された。

 第2セット、サーブの確率が上がらないミラノに対して、細かくブレークを繰り返したモンツァが序盤をリードする。石川のバックアタックが2連続で決まり反撃に転じたミラノは、中盤から接戦を繰り広げるが、相手のエースの後に誤打が続き失速。2セットを失い窮地に追い込まれた。

 第3セットでは、ポッロと石川のサーブで序盤にブレークを重ねて、サーブ確率が急降下した相手を圧倒しセットを奪取した。しかし、第4セットでは、序盤から再びレセプションに苦しみ、攻撃でもアタックミスが頻発。5点のビハインドを負って迎えた中盤には、レプキーに3連続エースを決められるなど、主導権を譲らなかったモンツァに勝点3を献上して試合を終えた。

 ミラノは前節からさらに順位を1つ下げて7位へ後退。勝点で並び勝利数が1つ上回ったモンツァが6位に浮上した。
 
 石川はチーム最多の14得点(アタック13、ブロック1)を記録。国際バレーボール連盟の配信サービス『Volleyball TV』で解説を務めた元イタリア代表のジョルジョ・ゴルドーニ氏が、5得点を挙げた背番号14のバックアタックに、「ビューティフル!」「フライング・ユウキ」「感動レベルの完璧打」と脱帽するも、ミラノは主力2人の不在が影を落とす形でモンツァの勢いに屈して連敗を喫した。高橋はミッドウィークに控える欧州戦での復帰に向け、第2セットを除く各セットの終盤に守備限定でコートに立った。

 ミラノの次戦は9節(日本時間2月19日午前3時開始予定)。5連勝中の5位ラーナ・ヴェローナをホームで迎え撃つ。一方、モンツァが臨むのは、ミラノが石川の加入年2020-2021シーズンに制覇した欧州CEVチャレンジカップの決勝1stレグ(同22日午前1時30分開始予定)。ポーランドリーグ3位のプロジェクト・ワルシャワとのアウェー戦に挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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