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バレーボール

石川祐希、通算2500得点を達成! 伊識者も“バレー偏差値の高さ”を称賛「間違いなく世界で3本の指に入る正確さ!」

THE DIGEST編集部

2024.02.12

チーム最多の20得点を挙げた石川だが、チームは惜しくも敗れた。(C)Allianz Milano

チーム最多の20得点を挙げた石川だが、チームは惜しくも敗れた。(C)Allianz Milano

 現地時間2月11日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2023-24シーズン後半7節が行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノは、パッラヴォーロ・パドヴァとアウェーで対戦し、セットカウント2-3(23‐25、25-22、22-25、25-21、16-18)で白星を逃した。

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 17試合(全22試合)を終えて9勝8敗で5位のミラノは、プレーオフへ4位以内での出場へ向け、大切なレギュラーシーズン終盤に、ミドルブロッカー(MB)の主将マッテオ・ピアノ(イタリア)が左膝半月板損傷のため手術を受け、復帰は3月初旬の見込み。また、石川と対角を組むアウトサイドヒッター(OH)のマテイ・カジースキ(ブルガリア)も、ふくらはぎ負傷で前節から離脱しており、万全とは言い難いチーム状況だ。

 東京グレートベアーズのリベロ谷口渉が今季にレンタル移籍中のパドヴァは、5勝12敗と黒星が大きく先行。12チーム中10位と低迷し、後半戦の白星は5節のモデナ戦1つのみで厳しいシーズンを送っている。そんな中、イタリア出身のOH2選手が急成長中。ミラノで司令塔を務めるパオロ・ポッロの実弟、19歳のルーカは直近2試合でチーム最多得点をマークするなど頭角を現しており、トップリーグ2シーズン目のダビデ・ガルディーニ(イタリア)が昨季の3倍にあたる得点を挙げる躍進を見せている。

 石川は前節に続きキャプテン代理を任され先発出場。ともに、セッターのポッロ、OHオスニエル・メルガレホ(キューバ)、MBにアグスティン・ロセル(アルゼンチン)とマルコ・ヴィテッリ(イタリア)、オポジット(OP)はペータル・ディルリッチ(クロアチア)を起用して2019-20シーズンに所属した古巣との対戦に臨んだ。
 
 パドヴァのエースでスタートした第1セットは、続いてサービスラインに立った石川がお返しとばかりにエース2本に加え、相手の守備に圧をかけてブロック2本を引き出し4点のリードを奪う。しかし、中盤の入りからレセプションの安定を欠いたミラノは、3連続ブレークを許した後、メルガレホと石川がブロックに捕まり形勢が一転する。僅差で追う終盤には、MBファビアン・プラク(オランダ)のサーブでレセプションが再び妨げとなり連続失点。相手のセットポイントを2度回避するに留まり、試合を先行された。

 序盤を優位に進めた第2セット、またしてもプラクのサーブで4点のビハインドを負う。だが、終盤にかけて石川がサーブで流れを引き寄せる。自身3本目のエースを含む威力抜群の打球で攻め込み一気に逆転。さらにロングラリーを技ありのブロックアウトでものにしてリードを4点に広げると、相手の反則でセットを奪い返した。
 
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