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ラグビー

好調ブレイブルーパスを支えるワーナー・ディアンズ。成長へのテーマは「ワークレート」、22歳の巨漢ロックが優勝へ動き続ける!

向風見也

2024.04.21

 プロのS&Cコーチだった父のグラントさんの仕事の関係で、中学2年で来日。進学した流経大柏高では毎朝ウェートトレーニングに励み、急激に背が伸びたのと相まって世代の筆頭格に遇された。グラウンド外では「書の甲子園」こと「第29回国際高校生選抜書展」への作品出展で話題になった。
 
 大学へ行かずにプロとなるや、当時のトップリーグで公式戦に出ていなかった2021年秋に日本代表デビューを果たした。その頃まだ19歳。翌年発足のリーグワンではブレイブルーパスの主戦級となり、昨秋のワールドカップ初出場を経ていまに至る。

 フランスで開かれた世界の祭典では、怪我での出遅れもあり出場した4試合すべてでリザーブスタート。決勝トーナメント進出も逃し、不完全燃焼の感があった。

 いまの職場で「ワークレート」と動きのインパクトを示したいと考えるのは、そのためでもある。シーズン開幕前に言った。

「ワールドカップでは、なかなか自分がしたいラグビーができず残念な気持ちでした。怪我の影響もあったし、結果も…。それも、経験してよかったと思います。リーグワンでは自分が足りていないところ、成長しなければいけないところを見つけ、いいパフォーマンスを出せるように頑張ります」

 5月下旬までのプレーオフを含めたリーグワンはもちろん、今年から体制を刷新するナショナルチームでも爪痕を残したい。立ち止まれない。

取材・文●向風見也(ラグビーライター)

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