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バレーボール

「最高のモンスターブロック!」リーグ200本目!! 2m超アタッカーを封じた石川祐希に現地識者も驚嘆! 3位を目指すミラノが激闘制し、1勝1敗のタイに

THE DIGEST編集部

2024.04.22

激戦を制したミラノ。対戦成績を1勝1敗とした。(C) Lega Pallavolo Serie A

激戦を制したミラノ。対戦成績を1勝1敗とした。(C) Lega Pallavolo Serie A

 最終セットは開始からOPレゲルスの被ブロックが3本続き、そのままのビハインドでコートチェンジ。そこから流れを引き寄せたのは、やはり背番号14だった。まず、ブロックアウトで1つ点差を詰め、ギアを上げたサーブで攻め込み9-11。ミラノは相手の誤打とロセルのエースで同点に追いつく。石川が悪球を果敢に叩いた一打で3度目のマッチポイントを逃したトレンティーノが、続く3度のチャンスをすべてサーブミスで手放すと、石川の勝負強さが炸裂する。味方がブロックディフェンスで持ち込んだラリーを、長丁場の試合終盤とは思えないキレとパワーが詰まったバックアタックで仕留めてマッチポイントを奪取。これに怯んだか、相手がサーブと攻撃でミスを犯して、ミラノが1勝目を勝ち取った。
 
 石川は、チーム最多の21得点(アタック18、エース1.ブロック2)を記録。国際バレーボール連盟の配信サービス『Volleyball TV』で解説を担当した元イタリア代表のジョルジョ・ゴルドーニ氏は、試合最多得点を挙げた2m超の2選手、OHミキエレットとOPリヒリツキをシャットアウトした石川のブロック2本を、「壮観!」「完璧にクローズ、ブロックアウトさせない腕の動きが巧妙」「最高のモンスターブロック!」と絶賛した。石川はそのブロックで、第1戦での公式戦(欧州大会を含む)通算200本に続き、リーグ通算でも200本を達成した。

 現在開催中の決勝、高橋藍が所属するモンツァ対ペルージャの第1戦を取材に訪れた会場で、イタリア公営放送の解説者、元同国代表アンドレア・ルッケッタ氏から、こんな話が聞けた。

「ユウキがここ(決勝)にいないことが、本当に残念。けれど、ランも応援している。イタリアで破竹の活躍を続ける2人に、フィリップ(・ブラン日本代表監督)は大喜びしているだろうね」

 石川はその言葉に応えるパフォーマンスで、チームを3位へ前進させた。

 第2戦は日本時間4月25日午前3時30分に開始予定。ミラノは2勝目となるアウェーでの白星を目指す。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】チーム最多得点の活躍を見せた石川祐希のトレンティーノ戦プレー集
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