「無敗のダービー馬」誕生に期待を抱いているメディアは、他にもある。1894年に創刊された北アメリカの老舗競馬専門紙『The Daily Racing Form』も、「日本ダービーはジャスティンミラノが有利だ」と予想。対抗馬として同紙は、ジャスティンミラノと同じく3戦無敗のシックスペンス(牡3歳/美浦・国枝栄厩舎)と、07年のウオッカ以来となる牝馬のダービーVを狙うレガレイラ(美浦・木村哲也厩舎)を挙げている。
記事では「無敗のジャスティンミラノとシックスペンスは、日本ダービーに向けて魅力的な資格を持っている」と記し、ともに終いの切れ味を高く評価。『Thoroughbred Daily News』と同様に、ジャスティンミラノの東京コース2戦2勝という好データを見逃しておらず、「キズナ産駒のこの牡馬にとって、距離は問題にならないだろう」と400mの距離延長を楽観視している。
一方で同紙は、昨年12月のホープフルステークス(GⅠ、中山・芝2000m)を制したレガレイラを「牝馬でありながら、大きな脅威」と強く警戒。他にも、「レース戦略は結果に大きな影響を及ぼす。特にジャスティンミラノが追いかけるような展開になれば、なおさらだ」と論じ、主役をかき乱すような波乱ペースに含みを持たせた。
普段のGⅠとは、ひと味もふた味も違う独特な雰囲気に包まれる日本ダービー。1984年のグレード制導入後、無敗で皐月賞馬となったのは10頭。そのうち、無敗のまま日本ダービーも勝利したのは、84年のシンボリルドルフ、91年のトウカイテイオー、92年のミホノブルボン、05年のディープインパクト、20年のコントレイルの5頭のみ。ジャスティンミラノは世代最強馬として、ダービーの称号を掴み取ることができるだろうか。
運命の大一番。先頭でゴールを駆け抜けるのは、はたして――。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】世代の頂点へ。日本ダービーに臨む精鋭17頭の参考レース
記事では「無敗のジャスティンミラノとシックスペンスは、日本ダービーに向けて魅力的な資格を持っている」と記し、ともに終いの切れ味を高く評価。『Thoroughbred Daily News』と同様に、ジャスティンミラノの東京コース2戦2勝という好データを見逃しておらず、「キズナ産駒のこの牡馬にとって、距離は問題にならないだろう」と400mの距離延長を楽観視している。
一方で同紙は、昨年12月のホープフルステークス(GⅠ、中山・芝2000m)を制したレガレイラを「牝馬でありながら、大きな脅威」と強く警戒。他にも、「レース戦略は結果に大きな影響を及ぼす。特にジャスティンミラノが追いかけるような展開になれば、なおさらだ」と論じ、主役をかき乱すような波乱ペースに含みを持たせた。
普段のGⅠとは、ひと味もふた味も違う独特な雰囲気に包まれる日本ダービー。1984年のグレード制導入後、無敗で皐月賞馬となったのは10頭。そのうち、無敗のまま日本ダービーも勝利したのは、84年のシンボリルドルフ、91年のトウカイテイオー、92年のミホノブルボン、05年のディープインパクト、20年のコントレイルの5頭のみ。ジャスティンミラノは世代最強馬として、ダービーの称号を掴み取ることができるだろうか。
運命の大一番。先頭でゴールを駆け抜けるのは、はたして――。
構成●THE DIGEST編集部
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