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角田裕毅の「印象的な走り」にOB、F1公式、各国メディアが賛辞! レッドブル昇格には「幹部に考えさせる材料を与えた」「できることは何もない」と見解は二分

THE DIGEST編集部

2024.05.30

 一方、英国公共放送『BBC』のF1特派員であるアンドリュー・ベンソン氏は、「角田はチームメイトのダニエル・リカルドを継続的に破るなど、今季は印象的な走りを見せている」と評しながらも、「それはレッドブルに角田に対する見方を変えさせるよりも、リカルドに対する疑問を増大させている」と指摘する。

 そして、「外部からの印象としては、レッドブルのドライバー候補として考慮されるために、角田ができることは何もないということだ。単に首脳陣が、彼を十分に評価していない。角田がホンダの後押しを受けているにもかかわらず、レッドブル以外でのドライビングのチャンスを探しているのはそのためだ」と、レッドブル昇格については厳しい展望を示している。

 また彼の“選択肢”にも言及し、アストンマーティンは現時点でシートが空く見込みがないとして、「ウィリアムズ、ハース、アルピーヌといったチームに注目しており、今夏のドライバーの移籍競争において、いずれかのシートを獲得する可能性は十分にあるようだ」と綴った。
 
 スペインの放送局『la Sexta』は、アストンマーティンに注目し、イモラでアップデートが導入されて以降、チームが予選で競争力を失い、これまでの強みが消えてしまっていることを伝えるとともに、「角田がその傷口を広げている」と表現。彼の「最近のレース結果を見ると、我々は(アストンマーティンの)少し先を行っていると思います」とのコメントを紹介している。

 角田はまた、「我々は上位5チームと下位4チームを分けている、独自の位置にいると言えるでしょう」「今後のレースでも多くの開発が行なわれる予定で、より車のペースを上げてくれることを期待します。もしかしたら、最終的にアストンマーティンを追い越せるかもしれません」と、コンストラクターズランキングで現在の6位からさらに順位を上げられる可能性を示唆した。

 そして同メディアも、角田の去就に触れ、「最近、角田が2026年にホンダと提携する際にアストンマーティンに行きたがっているということが話題になった。彼はモナコGPの前にそれを発言したが、それは初めてのことではないし、おそらく最後でもないだろう。2年後、彼はフェルナンド・アロンソのチームメイトになるのだろうか」と記事を締めている。

構成●THE DIGEST編集部

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