専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

「全員の守備が非常に優秀。だから強い」3年ぶり代表復帰の中国ベテランが日本女子を称賛! 一方で自国代表に「何もかもできてない」と苦言【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.01

 古賀は全体最多の25得点、途中出場の井上が18得点、林も13得点とそれぞれがアタックのみで二桁得点を記録した。チームデータは日本がアタック決定本数68本(61)、エース5本(3)、ミス12(16)。さらに、サーブで相手守備に負荷を強いてスピードを生かした攻撃へ繋げ、中国の武器であるブロックを日本よりわずか1本多い6本に封じ込めた(カッコ内数字は中国)。
 
 この勝利で日本は中国から8.96ポイントを奪い取り、世界ランク7位へ浮上してその差を7.78とした。また、予選順位でも、5勝2敗として6位から4位(暫定)へジャンプアップした。

 第4セット開始からコートに立つと観客から大声援を送られたスター選手シュテイは試合後、「日本は強い。素晴らしい試合をしたと思う。身長が高くない選手がいても、一人ひとり全員の守備が非常に優秀。だから強い」とライバルを称賛。一方でレセプションに苦しんだ中国を、「守備が悪く、多くの失点を招いた。守備、サーブ、ブロックに攻撃、何もかもできていない。これでは勝てるわけがない」と完敗を認めながら、自身のチームに苦言を呈した。

 同国の人気ポータルサイト『捜狐』は、「東洋の魔女を止めることは困難だった」と報じ、会場のマカオに近い香港の日刊紙『文匯報』は、「日本が攻守にわたり素晴らしいパフォーマンスを見せた。特に日本の主砲であるサリナ・コガは、適応力が光る攻撃で最多得点を挙げ、勝利に大きく貢献した」と大量得点でチームを先導した主将の躍動を讃えた。

 世界ランク8位を維持する日本は、2週目最終の第4戦(日本時間6月1日17時開始)で、パリ五輪出場が決定している同10位ドミニカ共和国と対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】日本女子のエースは大人気! 試合後のファンサービスの様子
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号