続いてオランダのF１専門サイト『RN365』は、「予選では良いセッションを過ごしていたが、犯すべきではない大きなミスを犯した。しかし、それが翌日の名誉挽回の走りの土台となった。RBがチームメイトのダニエル・リカルドに奇妙な戦略を課したことにも助けられ、角田は利用できるものを最大限に活用した。印象的だったのは、この日本人ドライバーが予選での大クラッシュの影響を明らかに感じていたにもかかわらず、素晴らしい走りを見せたことだ」として、こちらも「７」を付与した。

　スペインのF１専門サイト『F1i.com』の採点は「８」と高く、「序盤の快進撃からやや調子を落としていた後、角田は２戦連続でポイントを獲得。スタートでアレクサンダー・アルボン（ウィリアムズ）とケビン・マグヌッセン（ハース）の先行を許したのは、彼がタイヤを温存したためであり、最初のスティントで29周ももたせると、ワンストップ戦略を成功させた唯一のドライバーとなった」と振り返り、以下のように続けている。

「ピットストップ後もトップ10に留まり、45周目にはランス・ストロール（アストンマーティン）を抜いてポイントを２倍にした。もし、レッドブルが夏にドライバーを入れ替える場合に備えて自分の立場を上げておくのが目的だったならば、この日本人ドライバーは見事にその仕事をやり遂げた」
  　スポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「力強い最初のスティントがレースの成功を大いに助け、この日本人ドライバーは非常に印象的なレースを組み立てることができた。RBにポイントをもたらし、またリカルドに対しても優位性を示したこともあり、角田にとっては良い１日となった」と称賛し、採点は「7.5」とした。

　最後に、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回もランキング形式でドライバーを評価し、角田は20人中「11位」。「クラッシュで評価（順位）を下げたが、効果的な戦略がそれを補う助けとなるだろう」と、やはり週末を台無しにしかねない予選でのミス（コースアウト）を重く見たようだが、それでも以下のようにレースについてはポジティブに評している。

「角田の週末は順調なものだったが、Q３でターン５からコースアウトしてバリアに激しくぶつかったことで、メディカルセンターに行きとなり、シャシーの交換を余儀なくされた。それでもレースでは、予想外で巧妙に実行されたワンストップ戦略で９位フィニッシュを飾り、最後のスティントでは新しいタイヤを履いたアストンマーティン勢を抑えた」

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「角田がクラッシュ～～～！！！」