専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

互いに相手側の非を主張...角田裕毅とストロールのインシデントに各国メディアの見解は様々!「自身の責任ではない接触で…」「ドアを閉めてレースを台無しに」

THE DIGEST編集部

2024.09.18

 また『PLANETF1.COM』も、「角田は序盤にストロールからダイブボムを受け、彼のレースは大きく妨げられることとなった」と同様の見方。対して『CRASH』は「ストロールが角田に対して遅めの突っ込みを試み、ここで軽い接触が発生した」と問題の場面を振り返るに止め、あとは互いの言い分を紹介した。

『RACE FANS』は「2戦連続で角田のグランプリは、無謀なオーバーテイクを試みたライバルとの接触のダメージにより終了した。彼が悔しがったのも理解できる」と災難続きのRBドライバーに同情したが、『TOTAL MOTORSPORT』は「ストロールに対して無理にドアを閉めたことでリタイアを引き起こした。悔しいことに、彼はポイントを獲得できたはずだ」と指摘している。

『THE RACE』は角田、ストロールともに強引だったと見ているようで、前者について「ポイントを獲得するチャンスがあったかもしれないが、オープニングラップでストロールに対してターンインし、これによってサイドポッドに大きな穴が開いてしまった」とレポートした。オランダの『RN365』も「角田はストロールに対してドアを閉めたことで自らのレースを台無しにしてしまった」とネガティブに伝え、「アストンマーティン側ではこれを『因果応報』と見なすかもしれない」とも記している。
 
 最後にスペインの『F1i.com』は、“犯人捜し”よりも、「今季、RBにとっては全体的に上手くいかない状況が続いているが、その最大の被害者は角田だ。彼にとってはブレイクアウトシーズンになるはずで、レッドブルのトップシートを狙えるシーズンになる予定だったが、その希望はほぼ消えてしまった。彼は不運続きで、後半戦はポイントを獲得できていない。最新のアップグレードはモンツァでの接触の前にも結果を出せず、バクーでも同様の運命を辿った」と、角田の今季の不運に同情することを選んだ。

 ちなみに、これら各メディアはそれぞれアゼルバイジャンGPでの各ドライバーを評価しており、角田に対しては及第点以上(ストロールよりも上)を与えているところが多く、セッションごとに改善していった予選までのパフォーマンスに「安定していた」「RBの中でより速いドライバーだった」「力強かった」などの賛辞を贈っている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】アゼルバイジャンGPでみせた角田裕毅のテクニカルなドライビング

【動画】絶対王者フェルスタッペンが軽々とかわされるシーンをチェック

【動画】オランダGP、Q1トップ通過を果たしたのは意外にも...角田裕毅は12番手でQ2へ
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号