試合後の囲み取材で、石川から度々聞かれたのは攻守の連携を助ける“コール”。「声のボリュームの問題もあるんですけど、(サポーターの大声援の前では)どうしても届かないことがある」と述べ、レセプションとコート外へボールを追った時にプロトニスキと交錯した場面も、「僕は声を出したんですけど、聞こえてなかったんです」と説明した。前節の後、一緒に戦う時間を重ねてアップを実感していると語ったチームメートとの阿吽の感触。それが確かなものとなる時が楽しみだ。
チームのエース攻勢にも一役買った好調なサーブは、エラーも「0」だった。
「プロトニツキ選手(エース6本)は常にエースを多く取ってくるので、他にサーブで点を取れる選手がもう1人、2人いるといいなと思います。今日に関してはベンタラ選手(エース3本)とジャンネッリ選手も(サーブ14回、エース1本、エラーなし)良かったですし、自分自身もミスが少なかったと感じているので良いサーブが打てているなと。こちら(ペルージャ)がサービスエースを結構取ったとは言え、モンツァも非常にレシーブが良く、耐えてかなり粘っていたので守備力があったなと思います」
一方で、好機の取りこぼしが気になるペルージャ。この日も石川が幾度も見せたラリー中の好守が得点に繋がらないケースやフリーボールを生かし切れないことが間々見られた。
「フリーボールとかで失点してしまうとチャンスを逃してしまうので、2点差、3点差にできるところで差を広げられないことになる。上に行けば行くほど、フリーボールは数が少なくなってくるので、それを取り逃していてはいけないなと。そこでの決定率は非常に大事になると思います」
レギュラーシーズンは残り1試合。日本時間3月3日にアウェーで臨む5位ピアチェンツァとの最終戦だ。プレーオフへ向け、2位トレンティーノとの首位争いに決着をつける一戦へ、「順位はとくに考えずに自分たちのパフォーマンスだけをしっかり考えて、この1週間も準備したいと思います」と冷静に意欲を述べた。
今節では、2位以上が確定している石川のペルージャを含め、同リーグでプレーする日本人3選手の所属チームのプレーオフ出場が決定(レギュラーシーズン上位8位)。大塚達宣が所属する6位ミラノは、石川の在籍時から5シーズン連続での出場。7位もしくは8位で臨む垂水優芽の所属先チステルナは、経営母体の一新から2季目で初出場を決めた(前身のラティーナ時代に出場6回)。日本時間3月10日に幕を開ける世界最高峰リーグの今季王者を争う舞台で、日本人対決が見られるかもしれない。
取材・文●佳子S.バディアーリ
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「プロトニツキ選手(エース6本)は常にエースを多く取ってくるので、他にサーブで点を取れる選手がもう1人、2人いるといいなと思います。今日に関してはベンタラ選手(エース3本)とジャンネッリ選手も(サーブ14回、エース1本、エラーなし)良かったですし、自分自身もミスが少なかったと感じているので良いサーブが打てているなと。こちら(ペルージャ)がサービスエースを結構取ったとは言え、モンツァも非常にレシーブが良く、耐えてかなり粘っていたので守備力があったなと思います」
一方で、好機の取りこぼしが気になるペルージャ。この日も石川が幾度も見せたラリー中の好守が得点に繋がらないケースやフリーボールを生かし切れないことが間々見られた。
「フリーボールとかで失点してしまうとチャンスを逃してしまうので、2点差、3点差にできるところで差を広げられないことになる。上に行けば行くほど、フリーボールは数が少なくなってくるので、それを取り逃していてはいけないなと。そこでの決定率は非常に大事になると思います」
レギュラーシーズンは残り1試合。日本時間3月3日にアウェーで臨む5位ピアチェンツァとの最終戦だ。プレーオフへ向け、2位トレンティーノとの首位争いに決着をつける一戦へ、「順位はとくに考えずに自分たちのパフォーマンスだけをしっかり考えて、この1週間も準備したいと思います」と冷静に意欲を述べた。
今節では、2位以上が確定している石川のペルージャを含め、同リーグでプレーする日本人3選手の所属チームのプレーオフ出場が決定(レギュラーシーズン上位8位)。大塚達宣が所属する6位ミラノは、石川の在籍時から5シーズン連続での出場。7位もしくは8位で臨む垂水優芽の所属先チステルナは、経営母体の一新から2季目で初出場を決めた(前身のラティーナ時代に出場6回)。日本時間3月10日に幕を開ける世界最高峰リーグの今季王者を争う舞台で、日本人対決が見られるかもしれない。
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