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モータースポーツ

「レッドブルのことはもう考えていない」 角田裕毅、今は昇格よりも新たな戦いとチームでの役割に集中!「特別なリーダーとして成長したい」

THE DIGEST編集部

2025.03.11

 現在、角田はアイザック・ハジャーというフランス人ルーキーとの新たなコンビで臨む新シーズン、そしてレーシングブルズのリーダーとしての役割に集中しており、「モチベーションは昨季と変わりません。レッドブルのことはもう考えておらず、完全に頭の中から切り離しました。今の目標は明確です。このチームを開幕戦までにできる限り良い状態にし、昨季前半戦のような強さを発揮して、コンストラクターズ・チャンピオンシップ6位という目標を達成することです」と、チームとして結果を出すことを望んでいる。

 一方、個人としては「ドライバーとしても、特別なリーダーとしても成長したいです。自分自身が改善すべき点を見極め、チームに対して適切なフィードバックや方向性を示せるリーダーになれるよう努力していきたいです」と、5年目にしてチームにおいてより多くのことを背負うことで、ドライビング以外の部分でのさらなる成長にも意欲を示した。

 そして、人々の関心を集めている今後の去就に対しても言及し、「もちろん、過去数シーズンにわたって好成績を収めているトップチームに行きたいと思っています」と本音を明かしながらも、「でも、このチームが本当に良いパフォーマンスを発揮できるなら、それは素晴らしいことです。そうなれば、今季最も嬉しい成果になるでしょう」と、現チームへの愛着も隠さない。
 
 その上で、「確かなのは、チームを満足させ、来季も僕のことを必要だと思ってもらうためには、単なるパフォーマンスだけでなく、リーダーシップがあるということも証明しなければならないということです。今季の僕にとって、それが鍵になると思います」と、改めて自身のさらなる向上を誓った。

 スペインのスポーツ紙『MARCA』は、各チームの注目ポイントを挙げる記事の中で、「プレシーズンのレーシングブルズは、新しいカラーリング以外に輝きはなかったが、角田には多くの注目が集まっている。レッドブル昇格を逃し、彼に対する疑問が飛び交う状況にある中、結果とパフォーマンスで前進できるか? それとも、F1のグリッドを去るしかないのか? 実力は確かにあるが、F1では誰も待ってはくれない。これまでの最高位は2021年アブダビでの4位。結果を向上させなければならない」と指摘している。

 ライバルたちとの比較から考えれば、厳しいシーズンになることが予想されるレーシングブルズにおいて、今年5月で25歳になる角田はどれだけの安定感と存在感を発揮できるか。キャリアの行方を左右するかもしれないシーズン、全ての面でより成熟した彼の姿が見られるかが興味深い。

構成●THE DIGEST編集部

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