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モータースポーツ

角田裕毅、「F1史上最も容赦のないドライバー交代」でついにレッドブル昇格! 有識者からは「千載一遇のチャンス」「死刑宣告?」と様々な見解

THE DIGEST編集部

2025.03.28

 一方、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は正式発表がなされる前に、今回のドライバー交代に対する、同メディアに寄稿するジャーナリストの見解をそれぞれ紹介しているが、その多くは若く経験も少ないローソンに十分なサポートも与えずにわずか2戦で「切り捨てた」(チャーリー・ウィリアムズ氏)レッドブルの冷酷な仕打ちを「非道」(ジャック・コゼンス氏)、「ドライバーの精神を破壊した」(ゲイリー・アンダーソン氏)「狂気と支離滅裂」(ベン・アンダーソン氏)と批判している。
 
と同時に、そもそもなぜ、昨季ローソンより良い成績を上げていた角田を昇格させなかったのか? との疑問を呈し、この時期での昇格についてスコット・ミッチェル=マーム氏は「これは厳しい状況だ。角田は即戦力としての期待を背負わされ、日本GPというプレッシャーのかかる場面でデビューする。しかも、オフシーズンの準備期間もなく、このシートを得ることになった」と、角田への同情を示した。

 グレン・フリーマン氏は「角田は“死刑宣告”を受けたのか?」と、この昇格をネガティブに捉え、「『角田が相応しかったから』ではなく、『ローソンの成績が振るわなかったから』に過ぎないように思える。つまり、角田は最初から不利な状況に置かれているのではないか?」と懸念している。「ローソンが2レースで降ろされたのなら、角田が出だしで躓いた場合、どれだけの時間を与えられるのだろうか? そうならないことを願うばかりだ。本来、角田はオフの間に準備を整えた上で、このチャンスを得るべきだった」。

 しかしジョシュ・サッティル氏は、それでも角田にとって、これは「千載一遇のチャンス」だとして、「2026年を見据えた時、彼はシートを失う可能性が最も高いドライバーのひとりだった。彼がこの2シーズンで中団勢におけるトップレベルのドライバーだったことを考えると、不当な扱いだ。もちろん、角田が今回ローソンのように失敗すれば、結局は来季シートを失うことになるかもしれないが、彼にとっては『シートを得たこと』自体が大きな武器であり、それを活かして自身のキャリアの流れを変える可能性がある」と主張している、

構成●THE DIGEST編集部

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