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ラグビー

兄は格闘家で弟と妹は大器 ラグビー日本代表の為房慶次朗が探り続ける「最強一家」への道

向風見也

2025.04.05

練習では「空気を読まなくていい」と後輩にアドバイス。写真:向風見也

練習では「空気を読まなくていい」と後輩にアドバイス。写真:向風見也

 所属するスピアーズは、第13節終了時点で12チーム中3位と好調だ。部員同士の仲のよさ、大型フォワードの推進力、盤石な選手層を長所に2季ぶり2度目の日本一へまい進する。

 快調な組織にあって、自身も盟友と切磋琢磨する。

 全体練習後、帝京大前主将でフッカーの江良颯と個人トレーニングを重ねる。最後の大学選手権決勝でしのぎを削った同期の星と、日ごとにタックル、突進のスキルを確認する。
 
「今シーズン、入ってからずっとやっています。皆(自主トレーニングを)、やってるから、俺らも、と」

 話をしたのは3月20日。チーム主催の取材機会日だった。その後、千葉県内のクラブハウスでは、今度の新人選手3名の記者会見もあった。

 去年のこの時期に期待と不安を胸に入団したジャパン戦士は、初めてできた後輩たちへ間接的にエールを送る。

「全然、空気読まなくていい。バチバチに行ったらいい」

 というのも自ら…。

「あんまり、練習で空気を読まなかったですね。ハードタックルをしない(設定の)練習でもハードタックルして。後藤さん(満久コーチ)も『どんどん行け』と言っていたので」

 力をつけながら、力を発揮する場所を貪欲に得ようとしてきた。「最強」への最短ルートを探り続けている。

取材・文●向風見也(ラグビーライター)

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