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バレーボール

「全員が悔しい思いをした」石川祐希、気持ちを切り替え3位決定戦へ…来季のCL出場権獲得へペルージャが幸先よく先勝【男子バレー】

佳子S.バディアーリ

2025.05.03

 試合後のコートで石川にインタビューを敢行した。

――準決勝敗退の後、チームはどのようにこの試合を迎えたか?
「今はもういい雰囲気で練習が出来ています。もちろん準決勝で負けてしまって、全員が悔しい思いをしたので、、、何て言えばいいですかね、、、まあ、どうしようもないというか、もう終わったことなので。次に向けて準備するしかない。今はそんな感じです」
 

――準決勝2戦目から攻撃面でパフォーマンスが下降したプロトニツキを先発起用。控えるCL準決勝・決勝へ向け、チームに戦力アップの意識があった?
「起用の意図は分からないのでなんとも言えませんけど、プロトニツキ選手の調子は上がってきていると思います。まずは次の試合が大事。ピアチェンツァも良いチームなので隙を見せてしまうと今日の1セットのように追いつかれてしまうことがあるので、もう一度気を引き締めて2戦目に臨まなければいけないなと思っています」

――少し復調の兆しが見えたサーブ。チームとしてはもっと戻したいところ?
「そうですね。サーブは自分たちの強みであるので、そこはやはり大事かなと思います。感覚的な部分もあって、選手によっていまいちだなと思ったら、それが続いてしまうことがあるので。少しでも早く戻せると言うか、チームが良い状態でサーブを打てるようになればいいですね」

――今日はリリーフサーバーでの起用が2回。サーブに関して自身の調子は良い?
「どうですかねぇ。それで起用されたのかどうかは分からないんですけど…(OPのキューバ代表ハイメ・)エレーラ選手が怪我をしてしまってリリーフサーバーで入る選手がいなかったので、僕が代わりにという感じだったと思います」

――今、個人的にフォーカスしているのは?
「まずはこの3位決定戦でしっかりとチームとして結果を残すこと。このシリーズが来年のチャンピオンズリーグ出場への切符になるので、まずはそれをしっかり掴みとるための準備が必要です。その後にチャンピオンズリーグも控えてますけど、まずはこの3位決定戦にフォーカスする。それが意識していることです」

「どんな状況であっても2つ勝つまでは終わらないので、まずそのことだけを考えてプレーしたい」と締めくくった石川。久しぶりに見せたたくさんの笑顔と、とてもリラックスした表情が印象的だった。

 その理由は、心身ともに過酷なシーズン最終局面を、今季3回目となる渡伊で支える専属トレーナーの野口嵩広氏(スポーツケアルーム代表)の尽力にあるのだろう。石川が高校時代からタッグを組む同志であり、絶大な信頼を寄せる人物は、毎シーズン、所属先へ赴いて石川をサポートしてきたが、練習に重きを置くペルージャでは、これまでとタイムテーブルが変化。入念なケアを施す時間を確保した上で石川の負担を軽減するために、今季はなんと食事の準備も担っているという。背番号14は、この3位決定戦で来季CL出場権の獲得を果たして、現地滞在中の野口氏と喜びを分かち合いたいと思っているはずだ。

 ペルージャは、連勝で来季CL出場を手中に収めるべく、アウェーでの第2戦(日本時間5月4日午前3時30分開始予定)に挑む。

取材・文●佳子S.バディアーリ
【動画】石川祐希が先発出場!PO決勝進出をかけた勝負の第5戦ハイライト

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