専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バレーボール

優勝候補ペルージャがまさかの3連敗でPO決勝進出逃す。イタリア名物アナが指摘した敗因、石川祐希に“求められるもの”「本音を言えば...」

佳子S.バディアーリ

2025.04.28

ペルージャの石川はPO決勝進出に王手をかけながら、まさかの3連敗。準決勝で敗退した。写真:Maurizio Lollini

ペルージャの石川はPO決勝進出に王手をかけながら、まさかの3連敗。準決勝で敗退した。写真:Maurizio Lollini

 現地4月24日にバレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2024-25シーズン・プレーオフ準決勝の第5戦が行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属する2位シル スーザ ヴィム・ペルージャは、3位ルーベ・チヴィタノーヴァにセットカウント1-3(29-27、19-25、17-25、22-25)で屈して3勝目に届かず。王手をかけながら、まさかの3連敗で準決勝敗退。悲願のリーグ2連覇は志半ばにして幕を閉じた。
【動画】石川祐希が先発出場!PO決勝進出をかけた勝負の第5戦ハイライト

 ペルージャは初戦から2連勝で決勝への切符にリーチをかけていたが、続く2試合で連敗を喫してこの最終決戦へ臨んだ。先発は、チヴィタノーヴァが第3、4戦で勝利をもたらした布陣を維持する一方、ペルージャは、アウトサイドヒッター(OH)1枚だけを変更。代表引退を表明したオレフ・プロトニツキ(ウクライナ)に替え、プレーオフで初めて石川を試合開始からスタメン起用した。
 
 第1セット、石川のバックアタックで最初の得点を挙げたペルージャは中盤まで僅差で追いかける展開が続く。だが、相手のリリーフサーバーにエース2本を許した後、石川のレフト攻撃がアウトとなり17-20へ後退。プロトニツキとの交代で石川を一度ベンチへ下げる。

 そこからOHポーランド代表カミル・セメニウクのブロックとアタック2打などで巻き返し、オポジット(OP)である元チュニジア代表ワシム・ベンタラの2連続エースで逆転に成功したペルージャがセットポイント。25-24で再びコートへ送り込まれた石川は、レフトからクロス方向への打球で粘る相手にリードを譲らない。5度目の好機で効果的なサーブを放ち、好守で持ち込んだラリーをセメニウクがダイレクト弾で仕留めてセット先取に成功した。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号