――転機とも言えるミラノでの4シーズンをどう振り返りますか?
「大きかったですね。CEVチャレンジカップは僕にとって初めてのタイトルでしたし、ミラノで上を目指してイタリアリーグでベスト4入りして、3位にもなった。そういったところで、自分も評価されるようになったので、やっぱりミラノはさらに上を目指すきっかけをくれた場所です」
――イタリアでこれほど長くプレーすると始めから思っていたのでしょうか?
「ええ、思ってましたよ。プロになってシエナに行った時は、基本、イタリアでやるだろうなって思ってました。ああ、でも2年目のラティーナに行った時ぐらいから、海外というか、イタリアでかなり長くプレーするだろうと思ってたかな」
――日本を含め、他国リーグでプレーすることを検討する機会もあったと聞きました。それでもイタリアを選んだのはなぜでしょう?
「イタリアはレベルが高くて環境も自分に合っているので、別に他の国へ行く必要はないかなって。ミラノにいた時は五輪もあって、やっぱり試合に出られるチームにいたい、大きく環境を変えないで五輪に臨みたいと思っていたので」
欧州王者の称号を手にしたばかりにもかかわらず、石川はこう強調する。
「自分はイタリアでまだ勝って(リーグ優勝して)いないので」
現在形で返した言葉には、“まだ満足していない。獲れるタイトルはすべて獲りたい!”そんな決意が感じられた。
ペルージャの主力は、絶対的司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、オポジットの元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、ともにミラノから移籍したアルゼンチン代表アグスティン・ロセルと故障離脱したイタリア代表ロベルト・ルッソに代わりシーズン大詰めにチームを支えたセバスティアン・ソレのミドルブロッカーコンビに、大ベテランリベロのマッシモ・コラチ。そして、同じアウトサイドヒッターの元ウクライナ代表オレフ・プロトニツキとポーランド代表カミル・セメニウクは、石川にとってポジション争いの相手だった。
シーズン最初のスーペルコッパと最後のCLを制したペルージャだが、コッパイタリア(4強入り)とリーグプレーオフ(3位)は連覇を逃して二冠に甘んじた。その今シーズンを、石川の目線で総括してもらった。
――今シーズンをチームとして総括すると?
「スーペルコッパで1つ、それと欧州でチャンピオンズリーグ。タイトルを2つ取れて、個人的に、国内初タイトルと初出場のチャンピオンズリーグで優勝を果たせたことは嬉しいです。けれど、チームとしてペルージャはそのすべてで優勝を求められる。それを考えると、求めていた結果は出せなかったなというのは、正直な感想として持っています」
――個人としての手応えは?
「試合に出る機会がこれまでより少なかったことについては、分かっていて移籍したので特に思うところはありません。むしろ、怪我人が出たりで機会が予想よりも結構多かった。当初思っていたより増えたことは良かったなと思っています。ほかには、スーペルコッパ(優勝)、コッパイタリア(ベスト4)、プレーオフ準決勝の5戦目とCL準決勝と決勝、負けたら終わりの試合はすべてスタメンで出させてもらいました。出場時間は減りましたけど、どれも勝負がかかる大事な試合だったので、結果とは別に良い経験ができたなと思っています。ただ実力不足なところもあって結果を出せなかったところは、来季の課題点にしたいと思っています」
「大きかったですね。CEVチャレンジカップは僕にとって初めてのタイトルでしたし、ミラノで上を目指してイタリアリーグでベスト4入りして、3位にもなった。そういったところで、自分も評価されるようになったので、やっぱりミラノはさらに上を目指すきっかけをくれた場所です」
――イタリアでこれほど長くプレーすると始めから思っていたのでしょうか?
「ええ、思ってましたよ。プロになってシエナに行った時は、基本、イタリアでやるだろうなって思ってました。ああ、でも2年目のラティーナに行った時ぐらいから、海外というか、イタリアでかなり長くプレーするだろうと思ってたかな」
――日本を含め、他国リーグでプレーすることを検討する機会もあったと聞きました。それでもイタリアを選んだのはなぜでしょう?
「イタリアはレベルが高くて環境も自分に合っているので、別に他の国へ行く必要はないかなって。ミラノにいた時は五輪もあって、やっぱり試合に出られるチームにいたい、大きく環境を変えないで五輪に臨みたいと思っていたので」
欧州王者の称号を手にしたばかりにもかかわらず、石川はこう強調する。
「自分はイタリアでまだ勝って(リーグ優勝して)いないので」
現在形で返した言葉には、“まだ満足していない。獲れるタイトルはすべて獲りたい!”そんな決意が感じられた。
ペルージャの主力は、絶対的司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、オポジットの元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、ともにミラノから移籍したアルゼンチン代表アグスティン・ロセルと故障離脱したイタリア代表ロベルト・ルッソに代わりシーズン大詰めにチームを支えたセバスティアン・ソレのミドルブロッカーコンビに、大ベテランリベロのマッシモ・コラチ。そして、同じアウトサイドヒッターの元ウクライナ代表オレフ・プロトニツキとポーランド代表カミル・セメニウクは、石川にとってポジション争いの相手だった。
シーズン最初のスーペルコッパと最後のCLを制したペルージャだが、コッパイタリア(4強入り)とリーグプレーオフ(3位)は連覇を逃して二冠に甘んじた。その今シーズンを、石川の目線で総括してもらった。
――今シーズンをチームとして総括すると?
「スーペルコッパで1つ、それと欧州でチャンピオンズリーグ。タイトルを2つ取れて、個人的に、国内初タイトルと初出場のチャンピオンズリーグで優勝を果たせたことは嬉しいです。けれど、チームとしてペルージャはそのすべてで優勝を求められる。それを考えると、求めていた結果は出せなかったなというのは、正直な感想として持っています」
――個人としての手応えは?
「試合に出る機会がこれまでより少なかったことについては、分かっていて移籍したので特に思うところはありません。むしろ、怪我人が出たりで機会が予想よりも結構多かった。当初思っていたより増えたことは良かったなと思っています。ほかには、スーペルコッパ(優勝)、コッパイタリア(ベスト4)、プレーオフ準決勝の5戦目とCL準決勝と決勝、負けたら終わりの試合はすべてスタメンで出させてもらいました。出場時間は減りましたけど、どれも勝負がかかる大事な試合だったので、結果とは別に良い経験ができたなと思っています。ただ実力不足なところもあって結果を出せなかったところは、来季の課題点にしたいと思っています」