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ラグビー

「勝たないと意味がない」日本代表の3番候補・竹内柊平が意地を見せる! ウェールズ代表2連戦に懸ける想い【ラグビー】

向風見也

2025.07.04

 件のマオリ・オールブラックス戦は、タフなポジションにあって73分も献身した。しかし、勝負は20―53で大敗。直近は黒星先行とあり、結果を出せぬ現実を認める。

「国を代表して戦った。『自分たちはここ(やりたいことの一部)ができたから…』というのではなく、負けた試合として捉えています。…やっぱり、勝たないと意味がないですね」

 心がけるのは、「自分の与えられた仕事をする」ことだ。

 代表活動後に参戦した国内リーグワン1部では、部内のレギュラー争いで後手を踏んだ。チームの求めに応えるより、自分が目立つことを優先してしまったのがいけなかった。
 
 いまは万事において、戦術に則って動く。組織のワンピースであろうとする。

「このチームで勝ちたい意欲はありますが、『勝たせてやろう』ではなく『勝つ(ための)一部になる』のが僕のスタンスです。やるしかないです」

 7月5日に日本代表として迎えるのは、対ウェールズ代表2連戦の初陣である。

 会場は、福岡のミクニワールドスタジアム北九州である。

 北九州市は、竹内にとって大学時代に過ごした場所であり、向こうにとっては2019年のワールドカップ日本大会前にトレーニングしたエリアでもある。その折、竹内のチームがウェールズ代表にコーチングされる機会もあった。

 日本代表の3番候補はいま、感慨を口にする。

「北九州は第2の故郷だと思っていますし、ミクニワールドスタジアムは自分が大学選手権に出て最後に負けた会場でもあります。そこで学生時代に教えてもらったウェールズ代表と対戦することには、わくわくします。特別な気持ちです」

 フランスのクラブとの契約を模索し、進路未定のままD-Rocksを辞めている。自身の挑戦を支持するエディー・ジョーンズヘッドコーチのもと、日本代表にとって最高のゲームを創り上げたい。

取材・文●向風見也(ラグビーライター)
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