これに対し、元F1ドライバー(2016年からルノーで37戦に出走)のジョリオン・パーマー氏は、F1公式サイト『F1.com』で「フェルスタッペンはフロントの反応が鋭く、コーナー進入でシャープに動く車を好む。そして、オーバーステアのような扱いづらさを、他の誰よりもうまくコントロールできる。問題は、そんな特性を持った車を彼以外のドライバーが操れるかどうか、という点にある」と指摘する。
彼は、「直近のツノダの予選ラップを見ても、明らかなミスはほとんどない。どこかのコーナーで大きくタイムを失っているわけでもなく、無理して車を抑え込んでいるようにも見えない。ドライバーとしては、『ここでミスをしたから遅かった』と明確に理由が見える方がマシだ。何が悪かったのかがはっきりすれば、修正点も分かるし、次に向けての対策も立てられる。しかしツノダの場合、はっきりしたミスが見当たらないからこそ、本人もチームもなぜ速さが出ないのか分からず、困惑している」と、最大の問題点を挙げる。
結局はフェルスタッペンという唯一無二のドライバーによる「ワンマンチーム化」の弊害であると結論づけたパーマー氏は、「難しい立場に置かれたツノダに唯一できるのは、気持ちを切り替え、今週末のシルバーストンで再スタートを切ること。彼には過去数年間のF1での経験がある。それだけに、正しい車さえ与えられれば、実力は発揮できると分かっている」と、日本人ドライバーがこの苦境を乗り越えることに期待を寄せている。
構成●THE DIGEST編集部
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「RB21から限界まで力を引き出したまま1周を走り切るのは簡単ではない。挙動を落ち着かせるようなセッティングにすれば少しは楽になるが、そうすると今度は本来の設計哲学が活かせず、アンダーステアが強くなってしまい、単純に遅くなってしまう。今のツノダは、まさにその状態に陥っている」彼は、「直近のツノダの予選ラップを見ても、明らかなミスはほとんどない。どこかのコーナーで大きくタイムを失っているわけでもなく、無理して車を抑え込んでいるようにも見えない。ドライバーとしては、『ここでミスをしたから遅かった』と明確に理由が見える方がマシだ。何が悪かったのかがはっきりすれば、修正点も分かるし、次に向けての対策も立てられる。しかしツノダの場合、はっきりしたミスが見当たらないからこそ、本人もチームもなぜ速さが出ないのか分からず、困惑している」と、最大の問題点を挙げる。
結局はフェルスタッペンという唯一無二のドライバーによる「ワンマンチーム化」の弊害であると結論づけたパーマー氏は、「難しい立場に置かれたツノダに唯一できるのは、気持ちを切り替え、今週末のシルバーストンで再スタートを切ること。彼には過去数年間のF1での経験がある。それだけに、正しい車さえ与えられれば、実力は発揮できると分かっている」と、日本人ドライバーがこの苦境を乗り越えることに期待を寄せている。
構成●THE DIGEST編集部
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