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ラグビー

バレット、レイドロー、マピンピ…続々と“大物”が来日するのはなぜ?トップリーグは2022年から新局面へ!

齋藤龍太郎

2020.07.23

 このように、トップリーグ各チームが戦力補強に努めているのにはもちろん理由がある。

 来年早々開幕と目されているトップリーグは2022年1月から新リーグへと刷新される予定で、正式なレギュレーションは未発表ながら、現時点で新リーグへの参戦を表明している25チームが3つのディヴィジョン(分類)に分けられることになっている。その最上層にあたるディヴィジョン1入りが来季のトップリーグの順位にかかっていると見られ、上位に食い込むためにも各チームがより一層の強化を図っているというわけだ。

 そのような背景からも、「ジャパンラグビートップリーグ」としてはラストシーズンとなる見込みの来季が、さらなる盛り上がりを見せることは間違いない。ただ、いかなる強豪チームも海外の大物の存在だけで上位争いができるわけではなく、主たる存在である日本人選手のさらなる成長こそチームの強化に欠かせない要素となるはずだ。
 
 ビッグネームの来日が目立つ一方で、日本人選手が彼らに劣らないレベルにまで達すること、同時に若い選手がどんどん頭角を現すことで、試合は激しさを増し、トップリーグはますます注目を浴び、自ずと日本人選手、日本代表のレベルアップにもつながることだろう。

 “大物来日”という起爆剤は、巡り巡って日本ラグビーの進化に少なからぬ好影響をもたらすはずだ。

取材・文●齋藤龍太郎(楕円銀河)

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