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モータースポーツ

F1への階段を一気に駆け上がった“超新星”角田裕毅の歩みを改めて紹介!2021年は期待と自信に満ちたデビューイヤーに

THE DIGEST編集部

2020.12.31

 24歳のフランス人、ピエール・ガスリーは今年、波乱のレースとなったイタリアGPで初優勝を飾っており、角田が最初の越えるべき壁は高くて厚い。昨年にはシーズン途中でレッドブルからトロロッソ(アルファタウリの前身)へ“降格”させられるという屈辱を味わっており、そこから高みに到達したことは、ガスリーに強さと自信と与えた。

 角田は、このチームメイトについて「素晴らしいドライバーで、たくさんのことを学べる」とリスペクトするとともに、2012年を「彼を負かすシーズンにしたい」と強気の姿勢を見せる。
 
 彼がF2時代に所属したカーリン・モータースポーツのオーナー、トレバー・カーリンは、「マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と同じ何かを持っている」と評価する角田の1年目について、「ナチュラルな才能を活用すれば、欧州ラウンドを迎える頃には、ガスリーに並べるだろう」と予想する。

 来季も中段争いを展開すると予想されているアルファタウリで、車の限界を引き出し、それをチームにフィードバックして能力向上に貢献すること、ガスリーとの競争で可能性を示すこと、そして「攻める姿勢で見ていて迫力のあるドライビング」(本人談)を発揮し、可能な限り多くのポイントを獲得することが、1年目の目標ということになるだろう。これらを完遂した先に、レッドブル昇格、そして夢のワールドチャンピオンがある。

構成●THE DIGEST編集部

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