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ラグビー

誰が呼んだか「死のプール」。イングランド、アルゼンチンらと同居する日本代表のラグビーW杯を日程から占う!

向風見也

2021.02.28

 本番が近づくほど相手国の分析が必須となろうが、藤井NTDは「現時点での分析はまだ早い。戦い方はコーチが誰かによっても変わる」と述べる。

「まだ顔も合わせていない選手もいるので、まずは、自分たちがしっかりチームを作る」

 そう。新型コロナウイルスの影響で、2020年の活動が一切できなかった。
 
 水面下で約50名の候補選手をリストアップしながら、各自でフィットネスメニューを実施したりZoomでミーティングをおこなったりするのがやっとだった。

 そのため2021年春は、6月に予定されるブリティッシュ&アイリッシュライオンズ戦を前後に「練習試合を含め、4~5試合はやりたい」と藤井NTDは求める。それと同時並行で、誰が相手であっても遂行すべき土台となるプレーを改めて磨くのだ。

「昨年みたいにまったく活動がないということは絶対に避けないといけない。まずは国内で合宿を、できれば試合もしたい。合宿は(5月までの)トップリーグが終わって、選手を休ませて、その後になると思います」

 本番前までには現地視察や開催国での実戦も経験したいところ。ジョセフHCらニュージーランド在住スタッフのビザ取得や長期隔離のマネジメントといった現代ならではの難題とも向き合いながら、最善手を模索し続ける。

文●向風見也

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