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モータースポーツ

【MotoGP開幕直前展望|スズキ・ヤマハ編】ジョアン・ミルが率いるスズキは共同生活で結束を高める! ヤマハは安定感を見せられるか

甘利隆

2021.03.20

ロッシは今季からペトロナス・ヤマハに加入。(C)Getty Images

ロッシは今季からペトロナス・ヤマハに加入。(C)Getty Images

【ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム】
#46 ヴァレンティーノ・ロッシ
#21 フランコ・モルビデリ

 足かけ15年の長きにわたり、ヤマハのファクトリー・チームに在籍してきたロッシが1年契約で加入。自身が主宰する『VR46ライダーズアカデミー』の愛弟子、モルビデリとコンビを組む。

 ロッシにはこれまでと同様、ファクトリー・スペックのYZR-M1が供給されるが、プレシーズンテストでのタイムは総合11番手と好調だったヤマハ勢の中で、ただひとりやや奮わなかったように見える。しかし当の本人は、「良いフィーリングでバイクに乗れているし、タイムも去年より速い。特にレースのペースで走った時が良いね。新しいチームの雰囲気も気に入っている」と冷静だ。

“チーム・ロッシ”の主要メンバーからクルーチーフのダビド・ムニョス、データ分析エンジニアのマッテオ・フラミーニ、パフォーマンストレーナーのイダリオ・マヌエル・ガビラの3人が一緒に移籍してきたことも心強いだろう。

 昨年ランキング2位のモルビデリもテストで総合4番手に食い込み、昨シーズン後半からの好調を維持している。イタリアとブラジルの血を半分ずつ受け継ぐ26歳に与えられるのは、旧型をベースにしたAスペック(プラス)のM1だ。
 
 カーボン製のアウターチューブを持つフロントフォークや新しいスイングアームなど、ファクトリー・スペックと同じパーツがいくつか組み込まれてはいる模様だが、いかんせんエンジンパワーの差は大きい。今季からテストライダーを務めるカル・クラッチローによると「(ファクトリー・スペックのエンジンは)より暴力的な加速をする」とのことだ。

 ただ、ホルヘ・ロレンソを3回のMotoGPクラス王者に導いたラモン・フォルカダがクルーチーフを担当し、本人も「与えられたパッケージから最大限のものを引き出す」と貪欲なだけに、今シーズンのチャンピオン争いに絡んでくる可能性は決して低くない。

文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super
 

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