そして、歴史に残る激戦を演じたハミルトンは、あまりにショッキングな結末を迎えながらも、勝者への敬意を忘れることなく、「マックスと彼のチームにおめでとうと言いたい」と祝福。これに対し、フェルスタッペンは「ルイスは素晴らしいドライバーであり、それに疑いの余地はない。彼とはシーズンを通していろいろなことがあったが、全てが終わって振り返れば、我々は素晴らしいレースを戦った」と、ライバルに賛辞を贈った。
  　また、国際映像で見られたハミルトンの父アンソニーが、フェルスタッペン親子を祝福する光景も相まって、シーズン中はかなり激しくやり合った天才ドライバー同士のライバル関係について、SNSでは「マックスは立派な王者。一方のハミルトンは最高の競争相手であり、優雅な敗者」などと称賛の声が多く寄せられ、来季以降の好バトルの継続に期待がかけられている。

　レースコントロールの拙さが、歴史的な一戦に水を差したという意見も少なくないが、優れた才能によるぎりぎりのバトルと、ドライバーたちのレース後の威厳とスポーツマンシップに満ち溢れた態度は、間違いなく多くの興奮と感動を生み出したようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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